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仮想空間における知的生産システムの構築に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 11895029
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 船舶工学
研究機関東京大学

研究代表者

青山 和浩  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80222488)

研究分担者 榎澤 誠  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40011077)
野本 敏治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80011170)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードエージェント / コラボレィティブ / 協調 / コンカレント / シミュレーション / CIM / 製品モデル / システム統合
研究概要

本研究(企画調査研究)においては,エージェント指向における最新の研究動向について把握するために,まず文献調査を実施した。具体的な調査対象としては,生産システムに関連する文献とエージェント指向を利用した生産システムに関する最新の研究を対象とした。この調査においては,研究代表者らが進めている「造船CIM構築のために必要な製品モデルの明確化」を研究目的としたCIM構築のための基礎的なシステム開発の成果を基盤として設定し,「船の製品モデル」の生成と利用といった情報処理の観点から,生産システムにおけるエージェント指向の利用に関するあるべき姿を体系的に捉えた。
本研究の調査により,複雑の自律的なエージェント(マルチエージェント)により協調的に設計・生産を実現化にするために解決すべき問題を,幾つかの部分問題に分割する問題分割や,複数の問題解決の結果を寄せ集めて目標とする解を導出する解統合などのプロセスを,明確にすることが先ず重要であることを確認した。具体的に述べると,設計・生産におけるエンジニアの一部をエージェント化して,それらのエージェントの果たすべき役割を明確にすることが重要であることを確認した。次に,協調的な問題解決のためには,互いに独立したエージェント間で,処理すべき目標に関する交渉や合意形成,あるいは競合解消という処理が必要となり,これらの処理を計算機内で実現するために,個々のエージェントが有すべき知識を規定し,判断を下すためのプロセスを明らかにすることは特に重要であることが理解できた。さらに,技術的進歩が激しい情報技術を有効に利用する上で,複数のエージェント同士による双方向の通信を可能にするための有効な手法についても検討を加えることも有効であることが確認でき,複数のエージェントの協調作業,およびエージェントとエンジニアの協調による設計・生産情報の生成・確定が今後の研究の課題として重要であることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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