研究課題/領域番号 |
11896009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上野 民夫 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (20026579)
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研究分担者 |
富田 房男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60217536)
五十嵐 泰夫 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90114363)
石崎 文彬 九州大学, 農学部, 教授 (20183163)
木谷 収 日本大学, 生物資源学部, 教授 (00024539)
山根 恒夫 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (70026102)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 環境調和型物質生産 / 循環型物質生産 / バイオマス / メタボリックエンジニアリング / 新規有用物資の探索 / 生産監視システム / 大量投棄 / 大量消費 |
研究概要 |
産業革命以後人類が築いてきた化石資源を主体とする動力エネルギー獲得と物質生産にための体系は、物質生産の経済効率を最優先とする大量生産と大量放棄による20世紀型の物質文明を築き上げた。けれども、化石燃料の大量消費が酸性雨、オゾン層の破壊、地球温暖化、生物種の減少などの生態系の破壊にとどまらず、地球上における人類の持続的な生息をも脅かす種々の問題を提示していることは、「環境と開発に関するリオ宣言」、地球温暖化防止京都議定書の指摘するところである。 したがって、持続的に地球環境を維持することを目的とする環境調和型・循環型の物質生産・利用体系を構築することは今日の学術に課された緊急の問題である。このような状況に鑑み、本研究課題では、循環型未利用資源としてのバイオマスに保存されている膨大な化学エネルギーを有効に利用することを主体とする新しい物資生産技術体系を構築し、21世紀以降の物資生産の基盤的な研究に着手することを目指した。 その結果、以下の対象とする研究分野の創製と展開について討議した。 1)未利用バイオマスの化学工業資源・原料化 2)生物資源を利用した生活必需資材の生産 3)上記のための新たな生物工学システムの開発 4)微生物生産技術・遺伝子工学技術に基づくメタボリックエンジニアリングの構築 5)生物資源に由来する新規有用物質の探索と開発 6)生物資源を恒久的に確保するための生産技術と監視システムの構築
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