研究課題/領域番号 |
11897009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
川上 憲人 岐阜大学, 医学部, 助教授 (90177650)
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研究分担者 |
渡辺 直登 慶応義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (90175109)
原谷 隆史 労働省, 産業医学総合研究所, 主任研究官 (40198908)
小林 章雄 愛知医科大学, 医学部, 教授 (80135342)
下光 輝一 東京医科大学, 医学部, 教授 (90206243)
堤 明純 久留米大学, 医学部, 助手 (10289366)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ストレス / 疫学 / 臨床心理学 / 組織心理学 / 理論モデル / 文化差 |
研究概要 |
本研究では、職業性ストレスの新しい理論およびその測定法の開発、これを発展させ実証するための国内および国際共同研究の企画、および将来の職業性ストレスの理論的・実証的研究の中核となる共同研究グループの形成を目的として以下の研究を実施した。 1.職業性ストレスの理論モデルの包括的レビュー 主要な理論あるいは分野について分担研究者がそれぞれ包括的なレビューを実施し、インターネット上および研究打ち合わせ会議(第1回)において理論モデルの相互関係について討議を行った。その結果、疫学的モデル、心理学的ストレスプロセスのモデル、生理学的なストレス研究の間のギャップが明確になった。この討議結果から、(1)心理・行動科学および生理学的理論との整合性、(2)文化差や組織特性の考慮、(3)作業一般性と特異性の対立の解消を実現可能とするような新しい理論モデルを提案した。 2.ストックホルムにおいて開催された職業性ストレスの測定法に関する会議(1999年12月)で以上の研究成果を発表し、欧米の職業性ストレス研究者との間で共同研究の可能性を検討した。 3.韓国、中国、台湾、タイの各国の職業性ストレス研究者との会議(2000年1月)を開催し、アジア圏における職業性ストレス研究の現状を整理し、国際共同研究の可能性を検討しアジア圏研究ネットワークの確立について合意した。 4.職業性ストレスモデルの測定方法の検討 理論モデルに対応する職業性ストレスの測定法を開発し、実地調査を実施した。 以上の研究から職業性ストレスに関する欧米、アジア圏および国内での学際的研究の基盤を確立できた。
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