研究課題/領域番号 |
11897013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
古川 福実 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40156964)
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研究分担者 |
大橋 弘幸 浜松医科大学, 医学部・付属病院, 講師 (60233243)
石川 治 群馬大学, 医学部, 教授 (90168188)
岩月 啓氏 福島県立医科大学, 講師 (80126797)
上出 康二 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50176608)
森田 栄伸 広島大学, 医学部, 講師 (90182237)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 光線過敏 / 膠原病 / ループスエリテマトーデス / 紫外線 |
研究概要 |
光線過敏性疾患患者の光線過敏性に関する定量性と再現性が有る新たな試験方法の確立を目指して下記の検討を行った。 1.光線過敏性疾患の最近の患者の実体を、研究組織内の全国5大学病院皮膚科あるいは内科で調査し、膠原病120名、光線過敏症24名の登録を行った。特に、光線過敏性試験が行われている患者については臨床写真、生検標本を含め可能な限り資料収集につとめた。 2.ループスエリテマトーデス患者において従来の臨床的な光線過敏の有無をみると、円板状エリテマトーデス31名中12名が陽性、全身性エリテマトーデス83名中49名が陽性であった。此の頻度は、従来の諸家の結果とほぼ同じであった。 3.全身性エリテマトーデス33名において、標準的とされる従来のphoto testで行ったところ、臨床的な結果とphoto testはまったく相関しないという興味深い結果がでた。 4.インフォームドコンセントが得られた患者については患者への身体的負担が軽度な人工水疱法で表皮組織を得て、無血清培地で培養しUVBによるin vitro phototestを行ったところ、症例数は15名程であるが、臨床的所見と有意な相関傾向がみられた。 以上の結果は、in vitro phototestが新たな測定方法としてきわめて有用であることを示唆している。 人種などによる差を見るために、欧米の研究者との共同実験は計画が完了した状態である。
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