研究課題/領域番号 |
11897019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
二階 宏昌 広島大学, 歯学部, 教授 (60028735)
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研究分担者 |
下野 正基 東京歯科大学, 教授 (00085771)
山本 浩嗣 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (00102591)
高田 隆 広島大学, 歯学部, 助教授 (10154783)
高木 実 東京医科大学, 歯学部, 教授 (30014012)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 口腔癌 / 扁平上皮癌 / 疫学 / アジア |
研究概要 |
口腔癌の発生状況には人種・地域により大きな違いがあり、特殊な嗜好品習慣が密接に関わる場合が少なくない。わが国においても口腔癌の制御は21世紀医療の重要課題であり、口腔癌多発地域での疫学的調査や比較病理学的研究を通じてその人種素因や発生機序の一端を解明できることが期待される。以下に記す今回の予備調査や協議の結果、今後国際的共同研究を展開することによって極めて有名なデータが得られるものと考えられた。 1.グァテマラの人口の6割を占めるマヤ系住民には病期の進んだ口腔の扁平上皮癌と悪性黒色腫の症例が高頻度に見られ、とくに前者の発生部位がわが国と異なる点が興味深いが、これらに特異的な病因は全く明らかにされていない。本年9月に同国で開催される国際口腔病理学会(IAOP,President: H.Nikai)でラテンアメリカ諸国の口腔癌をテーマに取り上げるほか、今後それらの組織材料を用いて腫瘍の発生・進展に関わる各種マーカー、HPVの検出率や型分類等についての分子病理学的検索を実施し、わが国のデータと比較検討することを立案した。 2.台湾においては口腔癌の発生とびんろうじチューイング習慣との密接な関連が知られる。高雄医科大学で収集された組織材料も上記の比較検討の対象とすることを協議した。また、タイ・ビルマ・ラオス国境の山岳民族にも独特のタバコ・びんろうじチューイング習慣があり、口腔粘膜の白色水腫様前癌病変が注目される。第22回アジア太平洋歯科大会(本年5月)で口腔癌・前癌病変についての学際的検討を行うことを企画した。 3.ソウル大学校歯科大学もこの共同研究に参画し、韓国の組織材料の分子病理学的検索を進めることになった。 4.第10回日本口腔病理学会(昨年8月、山本浩嗣大会長)開催の機会に韓国、中国、台湾、インドの代表者と協議し、IAOPとの連携のもとにアジアの口腔病理医の機構設立を目指すことを決定した。
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