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がんの内用放射線治療薬剤の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 11897026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 応用薬理学・医療系薬学
研究機関京都大学

研究代表者

佐治 英郎  京都大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40115853)

研究分担者 荒野 泰  千葉大学, 薬学部, 教授 (90151167)
前田 稔  九州大学, 薬学研究科, 教授 (70101178)
井戸 達雄  東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (80134063)
大桃 善朗  大阪薬科大学, 助教授 (70183241)
中山 守雄  長崎大学, 薬学部, 教授 (60164373)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード放射線治療薬 / 腫瘍 / ターゲッティング / 細胞殺傷作用 / 体内投与 / 線量当量
研究概要

放射線の外部照明は、現在癌治療の有効な方法の一つとなっている。これは、放射線のもつ殺傷性を利用したものである。そこで、細胞殺傷性の強い高エネルギーβ線を放出する放射性核種を結合した化合物で、体内に投与して癌細胞周辺に送達・集積させることができるものを開発することができれば、その放射線が透過する範囲内で癌細胞を直接死亡させるという、内部放射照射療法が可能となる。これは、癌細胞の全細胞内部への薬物の発達を基本的に必要とする従来の抗癌剤とは異なる機序による内服用の抗癌剤として、非侵襲的な癌治療法に新しい可能性を与えることができる。
この放射線内部照射療法に有効な放射性薬剤を開発するためには、放射線の線質や飛程に基づく放射性核種の選択とその製造法、腫瘍組織自身またはその周辺への選択的な放射能の送達のための化合物の設計およびデリバリーシステムの構築、放射性核種と腫瘍移行性物質との結合に関する合成化学、細胞に与える放射線量の放射線生物学的評価などの分野からの知見を総合的に調査し、考察することが必要である。
本研究においては、放射性-131、レニウム-186、188を主な標識核種として選択し、腫瘍への放射性薬物のターゲティングと非標的臓器からの放射能の速やかな消失法などについて調査し、その成果についてシンポジウムを開催して討議した。このシンポジウムには、薬学研究者を中心に、医学、理学の研究者、さらには医薬品製造業者も出席し、種々の面から広く意見を求めることができ、有益な結果を得た。この結果は今後の内用放射線治療薬の開発研究に有益な情報となった。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hideo Saji: "Targeted derivery of radiolabeled imaging and therapeutic agents : bifunctuional radiopharmaceuticals"Critical Rev.Ther.Drug Carrier Systems.. 16(2). 209-244 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Yasushi Arano: "Delivery of diagnostic agents for gamma-imaging"Adv.Drug Delivery Rev.. 37(1). 103-120 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuko Horiuchi: "Carrier effect on radiolabeling the polynuclear pentavalent rhenium-186 complex of dimercaptosuccinic acid alkaline pH 186-Re(V)-DMS"Nucl.Med.Biol. 26(7). 771-779 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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