研究課題/領域番号 |
11898003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
加藤 清忠 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (50063681)
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研究分担者 |
星川 秀利 武蔵丘短期大学, 健康生活科, 助手 (00258948)
梅津 光生 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90132927)
宮崎 正己 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (90097262)
田中 さくら 早稲田大学, 人間総合研究センター, 助手 (50308227)
苗村 潔 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助手 (90302752)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 健康 / 体力 / 定量的評価 / 生体機能測定 / 身体活動 / センサ / モデル / 福祉支援 |
研究概要 |
健康・体力の定量的評価の確立を目指して、その定義や評価方法について3つのグループに分かれて調査研究を行った。「計測グループ」では身体活動レベルに応じた生体機能データの計測法について主にセンサ技術に対する調査を行い、現在使用されているセンサ技術の現状や問題点を把握し、さらに社会のニーズに貢献しうる技術について論議を行った。同時に、計測対象となる生体信号について、その種類と関係をまとめた。「分析グループ」では生体機能の分析について、循環器のモデル解析および最適化問題等を中心に研究を進め、循環系シミュレータについての知見をまとめた。「治療・評価グループ」では健康・体力の評価方法について計測結果の評価の仕方や運動処方のあり方、健康管理について調査し、意見をとりまとめ総括を行った。 さらに、体育学系と工学系という立場からワーキンググループを構成し、体育学系においては使用経験のあるセンサの問題提起を行い、工学系においては定量化に有用な既存技術についての調査を行った。 加えて、筑波宇宙グループを訪問し、現在の日本における宇宙飛行士の生体機能・体力測定についての評価方法について、そして、富山県国際健康プラザの訪問では、健康度の評価法についてそれぞれインタビューを試みた。フロリダ州オークランドでの調査では、アメリカにおける医療保健機構や組織について、健康の定義と捉え方について日本との比較を行った。 また、歩行動作のシミュレーション技術についての知識を深め、その応用とこれからの可能性について考察した。 今後は、体育学分野におけるセンサ技術のニーズを整理し、工学分野でそのシーズを調査・分析して、健康度や体力評価を簡便にできる身体に装着可能な携帯端末(ウェラブルセンサ)について調査研究を行っていく予定である。
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