研究課題/領域番号 |
11898013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中井 貞雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10029019)
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研究分担者 |
中尾 安幸 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00164129)
堀池 寛 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20252611)
山中 正宣 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (10029118)
松井 秀樹 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50005980)
小川 雅生 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (60016863)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 慣性核融合 / 動力炉 / 炉チャンバー / ドライバー / 燃料ペレット / レーザー / 爆縮 / 炉工学 |
研究概要 |
国内での調査活動と共に、国外における研究者、研究組織との連係、共同作業により企画調査研究を実施した。 (A)技術評価 (1)これまで我が国において実施された慣性核融合動力炉設計研究を中心として、レヴュー作業を実施し、技術的な諸課題を慣性核融合動力炉に普遍的なものと、コンセプト固有のものとに整理した。 (2)それぞれの技術課題について炉を構成する炉チャンバードライバー燃料ペレット、システムインテグレーションにつういて、それぞれ専門的な立場より定量的な検討を行い、必要な研究開発(R&D)の量、難易度等を評価した。 (3)現在の技術水準より格段に高度な仕様が要求され、革新的ブレークスルーを必要とする技術課題を明確にした。 (B)国際比較と研究企画 (1)IAEAの主導のもとで、上記の技術評価研究を各国共通ベースで行い、それぞれの結果を比較検討し、その結果をIAEA,TECDOC-1138(February 2000)"Inertial Fusion Energy Research"(22項)として公表した。 (2)慣性核融合動力炉へ向けた国際的な研究協力、共同研究立案のためのより広範な炉工学に関する研究開発資源の調査をフランス、イタリア、アメリカ、ドイツ、オランダにおいて行い、国際的なネットワーク作成のためのデータベースえお構築した。 (C)具体的な活動 技術評価を行うため、炉チャンバー、ドライバー、燃料ペレット、動力炉システムインテグレーションの4つの基盤要素技術分野について、それぞれの専門家による調査検討作業の結果を総合するために、平成11年8月27日に大阪大学、平成11年12月9〜10日に核融合化学研究所において2回の全体会合を持った。サブグループ作業会として、平成12年2月18〜19日に電気通信大においてドライバー作業会を開催した。さらに平成12年3月6〜7日にはペレット、ドライバー、燃料ペレット、動力炉システムに関する作業、次年度以降へ向けての企画検討を阪大レーザー研においてサブグループ毎に行った。国際的な共同作業については、E-メイル等電子情報メディアを活用して企画調査作業を進めた。また、フランス、アメリカにおけるワークショップを共同で開催し、参加して詳細なつめを行った。 以上、得られた企画調査の成果は、将来における慣性核融合動力炉設計に関する国際的な共同研究開発プロジェクトの策定に資すると考えられる。
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