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Bウイルスのマカカ属サル種間における進化学的・生態学的比較調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 11898027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 実験動物学
研究機関長崎大学

研究代表者

佐藤 浩  長崎大学, 医学部, 助教授 (50072947)

研究分担者 山本 博  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (00108797)
八神 健一  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40166476)
大沢 一貴  長崎大学, 医学部, 助手 (90244756)
万年 和明  大分医科大学, 医学部, 助教授 (20145361)
有川 二郎  北海道大学, 医学部, 教授 (10142704)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードヘルペスウイルス / ウイルス / Bウイルス / PCR
研究概要

わが国の医学系大学の動物実験施設に導入され飼育されているニホンザルが、カニクイザル(Cy)やアカゲザル(Rh)同様にサルヘルペスウイルスB(BV)抗体を保有することはわれわれの調査によってすでに明らかである。
BVにはマカクの種に依存したウイルス株が存在することが強く示唆されていて、米国のRh、Cy、ブタオザル(Pt)から固有のBVが複数株分離され遺伝的な解析が行われてきている。一方、日本産のニホンザルにも固有のBVが存在すると予想されているが、諸事情より未解明のままとなっている.
今回、われわれは,血清学的にBV抗体腸性及び陰性と診断された日本産ニホンザルから、三叉神経節をそれぞれ21検体と2検体、さらに陽性のRhから2検体の材料の提供を受け、これらを使用してRT-PCRを行った。その結果、BVゲノム断片の検出に成功し3検体でPCR陽性と判定された。HaeIIIによる制限酵素切断パターンはBV実験室株(E2490)とは異なっていたため、ゲノム断片のシークエンスを行い比較したところ、検体間では互いに100%一致し、BV(E2490)と96%、ヒヒのへルペスウイルス(HVP2)と90%、SA8と89%、ヒト単純へルペスウイルス(HSV1)と77%のホモロジーが認められた。また、RhおよびCy由来株とは10-11nt、Pt由来株とは18-19ntの差異が確認された。アミノ酸レベルでは、Rh株とは100%一致し、Cy株と1aa、Pt株と3aa、HVP2と9aaの違いを認めたにすぎなかった。
◎今回の調査対象は約400塩基の部分のみであり、さらに国際共同研究を行うことはBVの進化学的・生態学的意義を考えるうえで大変興味深い。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazutaka Ohsawa: "Herpes virus papio2 : Alternative Antigen for use in Monkey B virus Diagnostic Assays"Lab.Anim.Sci.. 49(6). 605-616 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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