研究課題/領域番号 |
11CE2001
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研究種目 |
特別推進研究(COE)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青柳 正規 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40011340)
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研究分担者 |
岸本 美緒 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80126135)
馬場 章 東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (10208704)
吉田 伸之 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40092374)
越塚 登 東京大学, 情報基盤センター, 助教授 (40262266)
大木 康 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (70185213)
長島 弘明 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (00138182)
今村 啓爾 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70011765)
田村 毅 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90011379)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
858,400千円 (直接経費: 763,000千円、間接経費: 95,400千円)
2003年度: 195,000千円 (直接経費: 150,000千円、間接経費: 45,000千円)
2002年度: 218,400千円 (直接経費: 168,000千円、間接経費: 50,400千円)
2001年度: 150,000千円 (直接経費: 150,000千円)
2000年度: 150,000千円 (直接経費: 150,000千円)
1999年度: 145,000千円 (直接経費: 145,000千円)
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キーワード | 象形文化 / 継時的研究 / 共時的研究 / 資料学 / 古代ローマ文化 / ローマ / ポンペイ / 文化相 / )文化相 |
研究概要 |
本研究プログラムは、人文科学の基礎となる「原資料批判の方法論」に関する再評価と情報科学と連携した新たな資料学の構築を目的としている。この目的遂行のために象形文化資料のデジタル画像とその記載データに基づく象形文化アーカイブを構築する一方で、積聚された文書資料による研究を併用し、歴史空間の復元とその解析について、以下のような成果をあげた。 A.古代ローマ文化および日本近世文化を中心とした象形文化アーカイブを構築した。特に、ポンペイとローマに関するアーカイブの完成度の高さは、国際的に注目されている。 B.アーカイブ構築過程に置いて、その媒介資料となるアナログ写真とデジタル画像の比較研究を行い、資料の色彩表現に関してはアナログ写真が優れていることを明らかにした。 C.象形文化資料の記載について、多言語使用の可能性を研究し、複数の言語システムを活用し、成果をあげた。 D.稀覯本などの貴重文献資料のデジタル化を行い、資料の復元研究を行った。たとえば、1800年ごろに活躍した版画家ピラネージの作品をデジタル化し、そこに表された情景を現代と比較し、新古典主義の特質を明らかにした。 E.こうした象形文化アーカイブを活用し、共時的研究を行った。特にポンペイに関するアーカイブ構築によりポンペイ遺跡内における地域的特徴を明確にし、新たな社会構造に言及するまでに至った。 F.日本近世文化に関しては、回向院周辺の広場的空間復元研究を行った。 上記した数々の実績を基礎として、今後も古代ローマに関する象形文化資料を中心とした収集・公開を進め、研究を推進する予定である。このため、現在の研究組織を継続させるのみならず、象形文化研究拠点のハード・ソフトの両面で改善をはかり、国際的な「卓越した研究拠点」として成長させることが期待されよう。
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