研究課題/領域番号 |
11J00595
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中島 真也 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 天の川銀河中心 / プラズマ / X線検出器 / 超巨大ブラックホール |
研究概要 |
昨年度に発見した、銀河系中心から南側に伸びる巨大で異常な電離状態を持つプラズマの解析結果を投稿論文としてまとめ、The Astrophysical Journal誌に受理された。そしてこの結果をもとに、プラズマパラメータの空間分布を詳細に求めることに成功した。これにより、数10万年前に銀河系中心の超新星率が高く、そこでできた大量プラズマが南方向に噴き出したのではないかとの説を提唱した。加えて、過去のあすか衛星のアーカイブデータと合わせることで、南側だけでなく北側にもプラズマ放射が存在し、双極状になっていることを世界で初めて発見した。この結果を2度の国際学会で発表するとともに、博士論文として完成させた。本研究で明らかになったプラズマの吹き出しは、現在静穏な銀河系中心領域が過去には活動的であったことを示すだけでなく、生成された重元素の循環が天の川銀河ではどのように起こっているか、その先鞭となる点で意義がある。また、天の川銀河中心の研究をさらに押しすすめるために、次世代のX線検出器SOIPIXの開発も併せて行った。昨年度の結果にヒントを得て、電化収集効率の場所依存性をさらに詳しく調べ、ピクセルの境界でとくに電化収集効率が落ちてしまうことを明らかにした。一方、信号処理回路にチャージセンシティブアンプを導入した新型素子もプロセスし、これまでで最高のエネルギー分解能を達成することにも成功し、実用化に向けて着実に進みつつある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
天の川銀河系中心からバルジ方向に向かって高温のプラズマが噴き出ていることをX線観測から初めて明らかにして、国際学会で大いに反響を得るとともに、博士論文としてまとめあげたため。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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