研究課題/領域番号 |
11J01746
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
野澤 竹志 筑波大学, 大学院数理物質科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 有機ケイ素化学 / シリルラジカル / オリゴラジカル / 高スピン化学 / オリゴシラン / σ共役 / 高スピン化学種 / π共役 |
研究概要 |
本研究ではπ及びσ共役系により連結した高周期14族元素ラジカル間の相互作用を明らかにすることを目的としている。本年度までにπ共役系についてはベンゼン環で2つないし3つのケイ素ラジカル中心を連結したオリゴラジカルを、またσ共役系についてはジシラン鎖で2つのケイ素ラジカル中心を連結したケイ素ビラジカルをそれぞれ合成、単離するとともにその基底多重度を明らかにした。 ここで、ベンゼン架僑体については、X線結晶構造解析により詳細な構造パラメーターを決定している一方、ジシラン架橋体については骨格ケイ素鎖のディスオーダーの影響で、構造的特徴について議論するために十分な質を持つ構造解析には成功していなかった。そこで本年度はケイ素鎖のディスオーダーを解消するためにケイ素鎖上の置換基が異なるいくつかのジシラン鎖架僑ケイ素ビラジカル種の合成を検討した。その結果、良好なX線結晶構造解析には成功していないものの、新たなジシラン鎖架橋ケイ素ビラジカル種の合成に成功した。これまでに合成したケイ素ビラジカル種は置換基により紫外可視吸収スペクトルにおける最長波長吸収帯の波長に差異が確認された。詳細については検討中であるが置換基の嵩高さがビラジカルの電子状態に影響を与えたものと考えている。また骨格の結合長はケイ素ラジカル間の相互作用について考察する上で重要な知見であるため、引き続きX線結晶構造解析の検討を行う必要があると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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