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アフリカ資源国における資源の呪いの外的要因に関する理論と実証

研究課題

研究課題/領域番号 11J04836
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 地域研究
研究機関神戸大学

研究代表者

中瀬 一恵 (出町 一恵)  神戸大学, 国際協力研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2012年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2011年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード国際原油価格 / マクロ経済 / 産油国経済 / アフリカ / ナイジェリア / 天然資源
研究概要

本研究の目的は、天然資源、特に原油を産出するサハラ以南アフリカの発展途上国のマクロ経済が、国際原油価格というチャネルを通じ、国際経済や国際金融市場からどのような影響を受けているかを計量分析の手法を用いて明らかにすることである。
本年度の研究では前年度までの研究に基づき、国際原油価格がナイジェリア国内のマクロ経済に与える影響を、構造ベクトル自己回帰モデルにより分析した。また同分析を論文としてまとめたものを2012年春の日本金融学会において報告した。さらにそこで得たコメントを反映させたものを英語論文としてワーキングペーパーとするとともに、海外の学術誌へ投稿中である。なお、このナイジェリアに関する分析から派生した、ナイジェリア国内における石油燃料への補助金の問題に関してはショートペーパーをまとめ、2012年アフリカ学会において報告した。また、経済発展の途上にある産油国からの資本の流出の大きさに着目し、産油国と非産油国、およびアフリカ諸国を含む13力国における資本逃避の規定要因について、時系列パネルデータ分析を行った。さらに、産油国やサハラ以南アフリカ諸国の経済成長へ貿易相手国の経済が与える影響に焦点を当て、産油国30力国、サハラ以南アフリカ29力国に関し、時系列パネルデータを用いた分析を行った。上記のうち、特に産油国からの資本逃避と資本流出に関しては、現在天然資源への投資熱が高まるアフリカ諸国の経済について再考を促すものであることから重要であると考えられ、さらに研究を深めて発表する予定である。
また以上の研究を博士論文としてまとめ、2013年3月に博士号(経済学)を取得した。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] アフリカ諸国からの資本逃避と資本流出2013

    • 著者名/発表者名
      中瀬(出町)一恵
    • 学会等名
      日本アフリカ学会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2013-05-26
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 産油国ナイジェリアの国内石油消費と補助金によるマクロ経済への影響2012

    • 著者名/発表者名
      中瀬(出町)一恵
    • 学会等名
      日本アフリカ学会
    • 発表場所
      国立民族学博物館
    • 年月日
      2012-05-26
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] アフリカ産油国へ原油価格が与える影響-ナイジェリアを例に-2012

    • 著者名/発表者名
      中瀬(出町)一恵
    • 学会等名
      日本金融学会
    • 発表場所
      立正大学
    • 年月日
      2012-05-19
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] アフリカ産油国へ原油価格が与える影響-ナイジェリアを例に-2012

    • 著者名/発表者名
      中瀬(出町)一恵
    • 学会等名
      日本金融学会
    • 発表場所
      立正大学(発表確定)
    • 年月日
      2012-05-19
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-12-12   更新日: 2024-03-26  

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