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イネ助細胞が制御する受精メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 11J05439
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 育種学
研究機関名古屋大学

研究代表者

高梨 秀樹  名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 採択後辞退 (2012年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2012年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2011年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードイネ / 花粉管 / 生殖 / 助細胞
研究概要

イネ花粉管誘引物質を同定するためには,遺伝子発現情報をもとに候補遺伝子の選抜を行う必要がある.そこでまず,筆者らがこれまでに得たマイクロアレイによるイネ助細胞の遺伝子発現プロファイル(Ohnishi and Takanashi et al.2011)の結果から,助細胞で高発現し,かつ分泌性タンパク質をコードする複数の遺伝子を候補として選抜した.また,マイクロアレイチップ上に該当遺伝子のプローブが存在しない可能性も考慮し,並行して行っている次世代シーケンサーによるイネ助細胞のトランスクリプトーム解析の結果も用いて選抜作業を行った.
選抜した候補遺伝子についてはノックアウト株が存在しなかったため,それが花粉管誘引物質をコードしているか否かを判別するためには遺伝子ノックダウンによる機能解析が必須である.本研究ではpANDAベクター(Miki et al.2005)を用いてRNAiによる遺伝子ノックダウン系統の作出を計画している.将来的にRNAiが機能している胚嚢をGUS染色により判別する必要があること等を考慮し,後の実験をスムーズに行うため現在pANDAベクターの改変を行った.
花粉管誘引物質の同定には,花粉管が胚珠からの誘引シグナルにどのように応答するかを生きた状態で観察できるsemi in vitro重複受精系を用いた,候補物質の花粉管誘引活性解析が必須である.しかしながら,イネ花粉管は一般的に用いられる花粉管伸長培地上では伸長が芳しくないことが明らかになったため,イネ花粉管に最適化した花粉管伸長培地の作製を試みた.培地組成の濃度検討を行ったところ,ホウ酸濃度を20μg/mlに上昇させ,スクロースの半量をトレハロースに置き換えた培地ではイネ花粉管の伸長が良好になることが明らかになった.

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Distinct gene expression profiles in egg and synergid cells of rice as revealed by cell type-specific microarrays2011

    • 著者名/発表者名
      大西孝幸, 高梨秀樹(co-first)
    • 雑誌名

      Plant Physiology

      巻: 155 ページ: 881-891

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] DCL2 is highly expressed in the egg cell in both rice and Arabidopsis2011

    • 著者名/発表者名
      高梨秀樹
    • 雑誌名

      Plant Signaling & Behavior

      巻: 6 ページ: 604-606

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 次世代シーケンサーを用いたイネ雌性配偶体構成細胞のトランスクリプトーム解析2012

    • 著者名/発表者名
      高梨秀樹
    • 学会等名
      日本植物生理学会第53回年会
    • 発表場所
      京都産業大学
    • 年月日
      2012-03-17
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 次世代シーケンサーを用いたイネ雌性配偶体構成細胞のトランスクリプトーム解析2011

    • 著者名/発表者名
      高梨秀樹
    • 学会等名
      日本育種学会第120回講演会
    • 発表場所
      福井県立大学
    • 年月日
      2011-09-24
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-12-12   更新日: 2024-03-26  

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