研究課題/領域番号 |
11J06439
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柿本 真代 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2012年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 児童雑誌 / 明治 / 子ども / プロテスタント / 19世紀 / 印刷メディア / メディア / キリスト教 / 清末 / 19世紀アメリカ / 教科書 / 模範的人物 / 挿絵 |
研究概要 |
本年度は、主として雑誌『少年園』に関する調査・研究を行った。 準備段階として、昨年度にはアメリカでの資料調査・収集を実施したが、資料の不足を補うため、4月と2月の2回に分け、東京・上野の国際子ども図書館において、オピー・コレクションの調査を行った。 オピー・コレクションは、民俗学者であり児童文化研究の先駆的役割を果たしたイギリスのアイオナ&ピーター・オピー夫婦の児童書コレクションであり、チャップブックやトイブック、楽譜や漫画などが多く収められているが、中には19世紀以降の英米の児童雑誌も少なからず含まれている。 欠号も多いため、雑誌のすべてを閲覧することはできなかったが、昨年度にアメリカで収集した雑誌Harper's young peopleのイギリス版での異同を確認できたことや、従来『少年園』の参照した雑誌として知られてきた、イギリスの児童雑誌Young Folksの、大部分の巻号を収集することができたことは、大きな成果であった。 加えて、関西大学や京都府総合資料館、東京大学明治文庫などでの調査によって、地方の教育委員会と、地方で発行されていた児童雑誌の関連について調査した。このことについては、期間の都合から十分な調査・収集が行えなかったため、改めて調査を実施し、分析をすすめる。 本年度の調査により、雑誌『少年園』とその成立に関する大部分の資料を収集することができ、現在その分析を行っている。地方教育委員会と児童雑誌の関連については引き続き調査を行い、これらをまとめて博士論文の執筆をおこなう予定である。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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