研究課題/領域番号 |
11J06606
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地理学
|
研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
杉本 興運 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 景観評価 / 関心線 / 観光レクリエーション / 空間的相互作用モデル / レーザー距離計 / LiDAR / デジタルカメラ / 地理情報システム / 空間評価 / 観光関心点 / 観光ポテンシャル / 空間的自己相関 / 円周統計 / モデリング / GIS / 写真投影法 / 評価構造 / カーネル密度推定法 |
研究概要 |
観光レクリエーション空間の計画・管理に関する応用地理学的研究の主要題目として、景観資源評価の研究が発展してきた。本研究では新たな方法論として、観光者の視覚的な関心生起(写真撮影行為)を空間データ化し、それに対して様々な数理統計手法を適用することで、空間の魅力度をミクロレベルで算出あるいは予測するシステムを構築することに成功した。本年度は特に、観光者の関心対象への視線をデータ化し、分析する方法を提案した。また、そのなかで観光者の関心生起と対象地環境とを統合的に分析する方法を提案した。まず、レーザー距離計と光学物理の基礎公式によって、観光者の撮影した写真に写る関心対象までの距離(撮影距離)を推定した。その後、撮影地点、撮影方向、撮影距離の情報から、「関心線」(ライン)の空間データを作成した。次に、関心線の空間的集積を可視化する方法を検討し、集積度・方向性・相互作用を同時に表現できる流動データを提案した。さらに、関心生起の流動データに対して空間的相互作用モデルを適用し、関心生起の流動分布予測モデルを構築した。目的変数は発着地間(対象地を正方形グリッド群で覆った時に得られる2つのグリッドの組み合わせ)の関心生起数で、説明変数は関心生起変数(関心発生数、関心吸収数)、景観変数(建物、樹木密度、空間開放度、池面積等)、発着地間距離の組み合わせである。景観変数算出には、対象地の3次元景観データ(LiDARデータ)を使用した。これによって、観光者の遭遇した視対象と視点場およびそれらの空間的関係性の包括的な評価を実現した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
(抄録なし)
|
今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
|