研究課題/領域番号 |
11J06912
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
エハルト ホムロ ダ シルバ (2013) 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究科, 特別研究員(DC1)
ダ シルバエハルトホムロ (2012) 東京外国語大学, 大学院・総合交際学研究科, 特別研究員(DC1)
ダシルバ エルハトホムロ (2011) 東京外国語大学, 大学院・総合交際学研究科, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 人身売買 / 南蛮貿易 / 奴隷制度 / ポルトガル帝国 |
研究概要 |
2013年は、マカオとリスボン両市で国際学会に参加し、ヨーロッパや中国の研究者からとても有意義な様々なアドバイスを頂いた。そしてポルトガルではリスボン市を始め、エヴォラ市とポルト市でも史料調査を行うことが出来た。その結果、アジアだけではなく、ヨーロッパまで連行された日本人・中国人奴隷に関する史料も集めることができた。そしてポルト市では、マカオと深い関わりのある商人たちの親戚の記録を見つけ、マカオを本拠としたポルトガル商人のネットワークの規模を改めて実感させられた。 そして、ポルトガルで知り合った研究者との交流を深めたことによって、ヨーロッパだけではなく、メキシコやペルーの史料をも数多く紹介していただき、アジアとヨーロッパの関係の中にアメリカ大陸に居住していた中国と日本ばかりでなく、インドや東南アジア出身奴隷の様々な様子が見えてきて、研究の視野がとても広がることができた。 これまで確認が出来た史料では、日本で売却されるときは奉公人と同様に、人びとが決まった年季と条件付きの契約で売られるが、マカオやマニラなどではみな奴隷として扱われる、という仮説が考えられる。それを試すために、本研究は長崎・マカオ・マニラ・ゴア等というアジア人社会とヨーロッパ人社会が接触する場の社会史に貢献しながらこの人びとの移動によって生じられる社会的役割と法的身分の変化を明かにする目的がある。現在、論文は執筆中である。
|
今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
|