研究課題/領域番号 |
11J06966
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(理論)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
稲垣 貴弘 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 重力波 / 銀河形成 / 構造形成 / 数値シミュレーション / 銀河衝突 / モンテカルロ法 / シミュレーション / B-mode / 銀河団 / 宇宙背景重力波 |
研究概要 |
今年度は、銀河衝突過程で生じる重力波の解析に用いた銀河モデルを、宇宙論的シミュレーションに組み込んだ。そして、大規模構造の中でこれらの銀河がどのような進化を遂げたかを解析した。中でも、銀河団中心に存在する大質量銀河に焦点を当て解析を進めた。その結果、これらの大質量銀河は他の銀河とは異なった形成過程である事が分かった。さらに、最終形態も明らかに他の銀河とは異なっていた。また、十分な統計を取るために多くの宇宙論的シミュレーションを行った。そして、これらの結果を論文にまとめている途中である。 また、銀河形成過程の観測的な面からの解析に興味を持ち、スローン・デジタル・スカイサーベイ(SDSS)が観測した銀河の解析も行った。特に、約60億年前の大質量銀河の質量進化に焦点を当てて解析を進めた。その結果、60億年前から現在までにそれらの銀河の質量はほとんど進化していない事を突き止めた。これらの結果はMonthly Notices of the Royal Astronomical Societyに投稿した。レフェリーからのコメントも頂き、近いうちに受理予定である。 最後に、特別研究員として行った3年間の研究を博士論文にまとめ、公聴会での審査を通り、3月25日に学位を受理された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度で得た解析手法、知識を用いて宇宙論的シミュレーションに拡大し、また観測結果も用いた研究も行った。
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今後の研究の推進方策 |
これまで得た結果を論文に仕上げる。
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