研究課題/領域番号 |
11J08277
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 独立行政法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
中山 晴代 (山口 晴代) (2011, 2013) 独立行政法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 特別研究員(PD)
中山 春代 (山口 春代) (2012) 独立行政法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,973千円 (直接経費: 1,973千円)
2013年度: 373千円 (直接経費: 373千円)
2012年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2011年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 真核ピコプランクトン / 系統分類学 / 次世代シークエンス / 18S rRNA gene |
研究概要 |
真核ピコフランクトン採集のため、2013年7月10-29日に海洋研究開発機構海洋地球研究船みらいに乗船し、亜寒帯循環域観測定点K2および亜熱帯循環域観測定点S1において、表層水・クロロフィル極大の海水を採水した。得られた海水について、昨年度までと同様の方法により処理を行い、船上で細胞凍結を行った。細胞凍結サンプルは下船後解凍し、昨年度までに開発した方法によって、セルソーターを備えたフローサイトメーターで解析後、細胞分取を行った。これらの試料について、次世代シーケンサーによる18S rDNA配列解析を行った。また、受入研究者が2012年3月に同地点で採集した細胞凍結サンプルについても同様の方法により、配列取得を行った。結果、2013年K2では渦鞭毛藻由来の配列が多く、S1では寄生性渦鞭毛藻の配列が多かった。2011年K2およびS1においては珪藻由来の配列が圧倒的に多かった。2013年S1においては、セルソーターによりクロロフィル蛍光を持つ細胞を分取したにも関わらず、寄生性渦鞭毛藻由来と思われる配列が多く取れてきてしまった。これまでに真核ピコプランクトンに寄生するピコサイズの渦鞭毛藻の記載はないため, 今後さらなる調査が必要である。 また、新たに培地を改変することにより、複数の外洋性真核ピコプランクトン培養株を確立することに成功した。現在、これらの培養株の形態情報、分子情報の取得を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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