研究課題/領域番号 |
11J08950
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
苅郷 友美 東京大学, 大学院理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 神経科学 / 生殖内分泌 / 生理学 / 脳・神経 / 生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン / 黄体形成ホルモン / 濾胞刺激ホルモン / 脳下垂体 |
研究概要 |
前年度の結果より、ドーパミンニューロンはGnRH1ニューロンの制御に関わっていると予想されたため、ドーパミンのGnRH1ニューロンに対する作用を生理学的に解析した。電気生理学的な解析により、ドーパミンを投与によりGnRH1ニューロンの発火活動は顕著に抑制され、D2受容体のアゴニストを作用させると一部のGnRH1ニューロンの電気活動は抑制傾向を示した。さらに、in situhybridizationによりGnRH1ニューロンの細胞体が分布している腹側視索前野にはD2受容体が分布していることが明らかになったため、ドーパミンによるGnRH1ニューロン抑制作用はD2受容体を介した作用である可能性が考えられる。さらに、ドーパミンニューロンは脳下垂体にも線維を伸ばしており、LH・FSH細胞に直接投射しているのかを解析したところ、LH・FSH両細胞に対して直接的な投射が認められた。脳下垂体を解離して蛍光標識されたLH・FSH細胞をそれぞれ回収してRT-PCRを行ったところ、LH・FSH細胞どちらもD1、D2受容体のmRNAを発現していることが明らかになった。さらに、脳下垂体に逆行性トレーサーを埋め込み脳下垂体に投射するニューロン群を標識したところ、視床下部に存在する一部のドーパミンニューロン群が脳下垂体へと投射していることが明らかになった。以上よりドーパミンニューロンはGnRH1ニューロンおよび脳下垂体という2つのレベルで生殖調節に関わっていと示唆された。 生殖調節に対するドーパミンの寄与は大きいと考えられたため、さらなる解析を行うために、ドーパミンニューロンのマーカーとして用いられるチロシン水酸化酵素あるいはドーパミントランスポータ遺伝子の上流領域を用いて、前年度よりドーパミンニューロンを標識したトランスジェニックメダカ系統を作製中である。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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