• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒトゲノム遺伝子間領域から発見された新規タンパク質AGD3の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 11J09635
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 ゲノム生物学
研究機関東京工業大学

研究代表者

福田 牧葉  東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードゲノム / ノンコーディング / 遺伝子 / シグナル伝達 / 翻訳後修飾 / ヒトゲノム / 機能未知ゲノム領域 / 低分子量タンパク質 / 天然変性タンパク質 / シグナル伝達因子
研究概要

本研究の目的は、ヒトゲノムの機能未知な転写領域から発見した新規タンパク質遺伝子AGD3の機能を明らかにすることにある。24年度は2つの方向からこの目的達成を試みた。
1つめとして細胞内局在を評価した。AGD3タンパク質は63アミノ酸からなる此較的小さいタンパク質であり、そのN末端配列は脊椎動物内で非常に保存されている。そしてこのN末端配列は、これまでにミリストイル化とパルミトイル化の2重のアシル化を受ける配列と一致したことから、その検証を行った。ヒトのミリストイル化酵素の組換え体を精製したのち、AGD3のN末端のメチオニンを除いたペプチド断片とミリストイルCoAと混合したところ、そのN末端がミリストイル化されることを質量分析によって確認できた。またこの修飾に必須の2番目のグリシンをアラニンに置換したところ、このインビトロでのアシル化は確認されなかった。またこのグリシンは、AGD3が細胞内で形質膜上にドット状に分布するのに必須であることが免疫染色実験で明らかになっている。以上の結果から、AGD3はアシル化によって、形質膜上のラフトに局在して、細胞内シグナル伝達に関与していることが示唆された。
2つ目はキナーゼAktとの機能上の関連性を検証した。本年度に別のグループから、AGD3タンパク質がAktのリン酸化を阻害するという報告が発表されたので、その普遍性とメカニズムの解析を行った。その結果、細胞種によって、AGD3がAktをリン酸化する場合と脱リン酸化する場合があることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Screening for human IDPs2013

    • 著者名/発表者名
      福田牧葉・北野翔平・林宣宏・相澤康則
    • 学会等名
      第2回 ISIDP 国際シンポジウム
    • 発表場所
      理化学研究所横浜研究所
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] ノンコーディング領域から発見された新規タンパク質群の構造機能相関2011

    • 著者名/発表者名
      福田牧葉・林宣宏・相澤康則
    • 学会等名
      第5回バイオ関連化学シンポジウム
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] ノンコーディング領域にコードされた短いタンパク質群の探索と構造機能解析2011

    • 著者名/発表者名
      福田牧葉・伊藤智哉・林宣宏・中川裕之・相澤康則
    • 学会等名
      第34回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-12-12   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi