研究課題/領域番号 |
11J11199
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
クラ エリス 福岡工業大学, 大学院工学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | MANET / 経路制御プロトコル / テストベッド / 室内外環境 / Horizontal/Verticalトポロジ / モビリティ / ファジー理論 / サーベイ / 室内・室外環境 / メッシュ・リニアトポロジ / MANETネットワーク / 無線ネットワーク |
研究概要 |
本研究では、実際にMANETに関する実験環境を増築し、多種のプロトコル、伝搬モデルを評価するとともに新たなプロトコルとの比較・解析を行った。また、ネットワーク・シミュレーション・システムに多種のトポロジモデルと移動モデルを実装し、多種の移動モデルを想定した特性解析を行った。当該年度に実施した主な3つの研究を述べる。第1に「経路制御プロトコルの拡張(OLSR、BATMAN、AODV、DYMO、DSR)」として、新たにリアクティブ型の経路制御プロトコルのDYMO、DSRの経路制御プロトコルを考慮した、シミュレーションを行えるようにした。これにより、各プロトコルの比較解析が向上した。第2に、「複数の建屋間、屋内・屋外の階段等の環境におけるマルチホップ通信による性能分析」として、各経路制御プロトコルにおける経路管理機構の長所・短所を実験とシミュレーションを行い分析した。第3に「ネットワークシミュレータ(ns-2、ns-3)を用いた様々な移動モデルにおける通信特性の比較・検討」では、近年開発されたns-3とns-2を用いて実験では困難な大規模ネットワークにおける経路制御プロトコルの移動モデルによる通信特性を分析した。 本研究の成果として、国際会議が19編(第1著者5編)となっている。また、EIDWT-2013国際会議では"Best Paper"賞を受賞しており、本研究の新規性と有用性及び国際性が認められる。今後は、テストベッドの拡張と応用の開発、特にロボット通信と車車間ネットワークへの適用を目指す。また、異なるトポロジと異なるフロー数の比較評価及び研究の総まとめを行う。期待通り研究が進展しており平成25年9月25日に博士(工学)の学位を取得した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初計画していた当該年度の研究計画を達成することができた。成果として国際会議(査読付き)に19編(第1著者5篇)の論文が採録された。さらに、2013年9月に西安(中国)で開催されたEIDW-T2013国際会議ではBest Paper Award賞を受賞し、国際的にも本研究の内容が高い評価を受けている。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策として、これまでの研究成果をベ一スにその応用と新たなアプローチで研究を進めていく。次の7つの項目について研究を行う。 1、テストベッドの拡張(階段上り下りとセンサ・アクタ・ネットワークへの適用) 2、新しいMANET経路制御プロトコルの提案・実装・評価 3、シミュレーション(ns-2、ns-3)を用いた様々な移動モデルにおける通信特性の比較・検討 4、無線センサアクタネットワークのためのシミュレーション・システムとテストベッドの開発 5、新たな経路制御プロトコルの提案(センサ間、アクタ間、センサとアクタ間通信) 6、センサアクタネットワークのための応用アプリケーション技術開発 7、スマート社会のためのセンサデータ収集技術に関する研究
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