研究課題/領域番号 |
11J40145
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
白井 澄世 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,580千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 中国:日本:ロシア / ドストエフスキー / 路ling / 中国 : 日本 : ロシア / 茅盾 / 羅淑 / 中国現代文学 / 中国:日本:ロシア / 鄭振鐸 / トルストイ / 耿済之 / 李大〓 / 魯迅 |
研究実績の概要 |
本年は1940~50年代中国におけるドストエフスキー関連資料の収集・整理を行い、①「中国におけるドストエフスキー作品翻訳・関係資料」年表作成の作業を進めた。重点をおいたのは国立シンガポール大学図書館での資料収集・調査である。本資料を分析し、民国期中国のドストエフスキー翻訳の頂点が1940年代にあることを考察した。とりわけ1946~53年に文光書店から出版された『陀思妥以夫斯基選集(ドストエフスキー選集)』(調査では11冊)の存在と、ロシア語専門家・耿済之の出版活動に重点をおいて調査した。さらに北京大学図書館資料の調査により、これら民国期の翻訳の一部が文革後の1977年以降に再版されていることを確認し、現在の中国のドストエフスキー作品受容の基礎が民国期にあることを考察した。これらの調査結果は、耿済之および出版社の活動を跡づけた②論文「1940年代中国におけるドストエフスキー作品の翻訳について-耿済之の翻訳活動を中心に」として執筆を進めた。 また、こうした1940年代中国のドストエフスキー翻訳状況が中国文学に及ぼした具体的な影響について、路ling(1923-1994)の作品「谷」「財主底児女們」を中心として分析を行い、③論文「1940年代中国におけるドストエフスキー文学の影響-路ling作品を中心に」の執筆を進めた。以上、上記の1940~50年代中国に関する研究に、昨年までに行った清末~1930年代中国におけるドストエフスキー文学受容の研究結果を加え、④『20世紀前半中国におけるドストエフスキー文学受容史』としてまとめる作業を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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