研究課題/領域番号 |
11J40254
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
鈴木 礼子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
2011年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 女性がん / 生活習慣 / エストロゲン受容体 / プロゲステロン受容体 / 運動 / 栄養 / 食物 |
研究概要 |
研究の目的:食・栄養・ホルモン等の生活習慣と女性がん罹患の関連をがんの特性や人種を考慮して科学的検証・評価に基づいた疫学研究にて検討し、女性がんの予防を通して、国民の健康に寄与すること。 研究実施内容. 食・栄養・ホルモン関連の生活習慣と女性のがん罹患関連の前向きコホート研究、症例対照研究、統合解析などによる検討をおこなった。 まず、最初に、体重と乳がん罹患に関して、ライフステージ別にの関連が変遷していくことについて発表した。たとえば、若い20代の女性は、痩せているとリスクとなるが、閉経後は体重の増加がリスクにつながる。この関連について、コホート研究で論文発表した。さらに、このテーマで、すでに現在、疫学研究で発表されている知見を、出生時の体重を含めた上で検討し、REVIEWとして論文を作成し、現在投稿中である。また、学会などの場で、以下のテーマについて研究発表を行い、女性、とくに、現在日本女性の中で罹患率が1番高い、乳がん罹患の予防メッセージの周知活動をおこなった。テーマは以下の通り。 (1)「余暇運動と乳がん罹患(コホート研究)」、(2)「飲酒と乳がん罹患(統合解析)」 また、余暇運動については、ブラジルにおける症例対照研究も含めて行うことで、人種による違いがあるかどうかも検討した。結果は、日本人、ブラジル人ともに、余暇運動が乳がん予防との予防的関連を示唆するものであった。さらに、現在、以下3点については、現在、分析し、論文作成中である。(1)野菜果物と乳がん罹患(JPHCコホート研究)(2)外因性女性ホルモン服用と乳がん罹患(JPHCコホート研究)(3)余暇運動と乳がん罹患(ブラジルにおける症例対照研究)
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
23年度の計画は、当初本研究を遂行するためにのみ、時間を費やするように計画されたが、23年度10月から、大学教員の職を得て、本研究と並行して、教員としての仕事を遂行する必要があったため。 また、大学休みの間に、行おうと予定していた研究計画部分が、子供の体調悪化などのため、予定通りに進まないことがあったため。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究課題内容や、生活習慣と女性がんや乳がん罹患の疫学調査は、今後も様々な形で続けていく予定。 研究計画の問題点は、大学での教育活動と並行、両立させていくように、工夫していくこと。
|