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ことばの学習のメカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12011217
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

今井 むつみ  慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (60255601)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード認知発達 / 言語獲得 / 語彙獲得 / 語意学習 / 動詞
研究概要

子どもは非常に早い時期からことばの意味に対してのメタ知識を持ってことばの学習に臨んでいると言われている。その中で特に名詞の獲得については事物全体原理、形状類似バイアスなど具体的な原理が制約として機能していることが多くの研究によって報告されている。しかしことばの学習のメカニズムにおいて依然として重要な問題が残っている。本研究ではことばの学習のメカニズムに関して総合的な理解を得るために前年までの名詞の意味付与のメカニズムに加え、動詞の意味付与に働く制約とその性質について検討した。3歳児から5歳児までを対象に動詞と名詞の即時マッピングについての実験を行った。その結果、子どもは3歳までに名詞に関しては形状類似バイアスをはじめとした語意学習原理を用いるだけでなく、諸原理を適切に制御する非常に精巧な意味推論メカニズムを持つが、それに比べ動詞語意の即時マッピングは名詞に遅れ、般用の範囲が非常に限定された意味として解釈するという知見が得られた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Imai,M.& Haryu E: "How do Japanese children learn proper nouxs and common nouns without clues from syntar?"Child Development. 72(3)(in press). 787-802 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 今井むつみ: "サピア・ワーフ仮説再考:思考形成における言語の役割その相対性と普性"心理学研究. 71(5). 415-433 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 今井むつみ: "ことばと概念の獲得"辻幸夫(編)ことばと認知科学の小辞典. (印刷中). 210-225 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 針生悦子,今井むつみ: "語意学習のメカニズムにおける制約の役割とその生得性"今井(編)こころの生得性:言語・概念獲得に生得的制約は必要か. 第五章. 131-171 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Imai M.: "Universal ontological Knowledge and a bias toward language-specific categories in the construal of individuation"Evidence for Liguistic Relativity Amsterdom. 139-160 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 今井むつみ(編): "こころの生得性:言語・概念獲得に生得的制約は必要か"共立出版. 246 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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