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行動抑制の学習機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12011221
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関日本福祉大学

研究代表者

久保田 競  日本福祉大学, 情報社会科学部, 教授 (30027479)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード行動抑制 / アカゲザル / ヨヒンビン / ゴー・ノーゴー課題 / 多動
研究概要

前頭連合野による行動抑制における抑制ニューロンの役割を明らかにする目的で、対称性および非対称性強化の視覚性ゴーノーゴー課題を行っているアカゲザルのコザルの弓状領域(主として、ブロートマンの8野である)に、ヨヒンビン(アルファ-2アドレノセプターアンタゴニスト)またはビククリン(GABAaアンタゴニスト)の微量を、直接注入すると、対称性強化でも非対称性強化でもゴー・ノーゴー課題の遂行成績が悪くなると同時に多動が誘発された。1998年生まれのリコとモエの左右前頭葉の8野にヨヒンビン20箇所、ビククリン20箇所注入した。どちらの薬物の場合でも、称性および非対称性強化の課題の成績が、注入数分で低下を始め、20-30分で60-70%で最大低下となった。これに比例して、試行に要する時間が延長した。この延長は目的のはっきりしない運動(前後左右上下への移動、回遊歩行、ジャンプなど)や行動(周囲にある何かを探すような行動、実験者の手指、白衣に触れ、引っ張る行動をするようになるためであった。このような運動や行動は、多動と呼ばれているもので、前頭連合野の破壊でみられるものと極めて似ている。ヨヒンビンとビククリンで効果の違いは、定性的なもので、違いを明確にすることは出来なかった。前頭葉でアドレナリン神経終末はGABAニューロンにも結合するので、どちらの薬物の効果も、8野のGABAニューロンの脱抑制によると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] kubota,K.and Hara,A.: "Bicuculline or yohimbine injected into the arcuate region of infant rhesus monkeys induced hyperactivity and performance deficit of symmetrically and asymmetrically reinforced GO/NO-GO tasks."Neurosci.Abs.. 26. 958 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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