研究課題/領域番号 |
12014214
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
田中 真伸 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (00222117)
|
研究分担者 |
浅野 侑三 筑波大学, 物理工学系, 教授 (80100808)
幅 淳二 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (60180923)
山田 善一 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (00200759)
|
研究期間 (年度) |
2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | シリコン検出器 / シンチレーションファイバー / 5mmセルドリフトチェンバー / BELLE / 高輝度加速器実験 / フロントエンドエレクトロニクス / トリガー |
研究概要 |
本研究では高輝度加速器実験に使用可能なトリガー生成機能を持つ飛跡検出器に求められる性質と実現可能な解を探すことを目的としている。ここで評価を行ったのは以下の3種類の検出器についてである。 1、シリコン検出器(ピクセル、パッド、ストリップ) 2、シンチレーションファイバー 3、ガスを使用した検出器 評価項目は、グラニュアリテイ、位置精度、耐放射線性、現在の技術的蓄積及び信頼性、高速応答性、金額、物質量などである。それらは9月8日の高輝度加速器実験BELLEアップグレードミーティングで発表され議論を行った。その結果当初考えていたシンチレーションファイバートラッカーとシリコン検出器のハイブリッド案は5mmセルドリフトチェンバーとシリコン検出器のハイブリッド案に変更となった。主な理由は以下のとおりである。シンチレーションファイバーは価格面において有利でありまたトリガーにも適しているが、以下のデメリットが大きい。 1、耐放射線性がシリコン検出器の半分 2、ライトガイドと光電子増倍管を接合させるための光コネクタの技術が未完成 3、物質量もそれほど得をしない この議論を受け開発方針を修正し5mmセルドリフトチェンバーの製作および読み出しエレクトロニクスの開発を行った。すでにドリフトチェンバーはデザインは終了しており2月末にプロトタイプが出来上がり、それを試験する予定である。またエレクトロニクスは低消費電力、多チャンネル、高速読み出しを念頭に開発中で、現在フロントエンドエレクトロニクスの評価を行っているところである。
|