• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

磁気微粒子を用いた自動遺伝子解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12019216
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京農工大学

研究代表者

養王田 正文  東京農工大学, 工学部, 助教授 (50250105)

研究分担者 細川 和生  機械技術研究所, 界面制御研究室, 研究員
大河内 美奈  東京農工大学, 工学部, 助手 (70313301)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード磁気微粒子 / 磁気分離 / オートメーション / 電気泳動 / 遺伝子診断
研究概要

磁気微粒子を用いたDNAの分離精製機能を有する遺伝子組換え用ワークステーションはすでに市販されており,遺伝子組換えの様々な操作の自動化が可能である.しかし,電気泳動によるDNAの分離・精製を行うことができないため遺伝子解析や遺伝子組換えの全自動化は不可能であった.そこで,アガロースゲルによるDNAの分離・精製の自動化を実現するためにシステムの改造を行った.具体的には,電気泳動装置,CCDカメラを用いたゲル撮影装置,自動サンプル注入装置及びゲル回収装置の開発とそれらに伴うソフトの開発を行った.作製した装置(SX-8G plus)は,コンピューター上からのコマンドにより装置内を3次元的に自由に移動できる8連のノズルを有し,デスクトップには,マイクロタイタープレート,チップラック,試薬コンテナーの他に,自動開閉蓋式サーマルサイクラー,試薬をストックするための冷却ブロック,アガロースゲル電気泳動槽が配置されている.また,電気泳動用電源,ゲルの染色と脱色を自動で行うためのポンプ,ゲルを撮影するためのトランスイルミネーターとCCDカメラも本体に組み込まれている.SX-8G plusは,これまで困難とされていたアガロースゲル電気泳動,遺伝子断片の検出とゲルからの切り出しの自動化を可能とした.一般的に,XYZロボットはアガロースゲルのウエルの位置を合わせるのに十分な精度を有している.ロボットによるサンプルのアガロースゲルへのローディングが困難なのは,使用するチップやゲルの位置などの精度が低いためである.SX-8G plusでは,特別な二重になったコームを使用することで,チップやゲルの精度の低さによるローディングの失敗を防いでいる.ゲルの写真はCCDカメラで撮影されコンピューターに取りこまれる.目的のDNA断片をディスプレイ上でカーソルを用いて指定することにより,自動的に切り出すことが可能である.ゲルの切り出しはノズルにゲルカッターを装着しておこない,切り出したゲルはマイクロタイタープレートなの任意の位置に排出される.現在,この装置の性能評価を行っている.

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi