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乳酸菌細胞膜上のビタミンB_<12>ターゲティング部位の性質と分析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 12019254
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

佐藤 一精  広島大学, 教育学部, 教授 (50023487)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードビタミンB_<12> / Lactobacillus helveticus / HPLCバイオオートグラフィー / ビタミンB_<12>の分析 / B_<12>ターゲッティング部位
研究概要

最近抗悪性貧血因子としてだけでなく動脈硬化症や精神障害への関与ということからも注目されているビタミンB_<12>含量が、Lactobacillus helveticusを用いて調製されたヨーグルト中では特異的に著減するが、本菌の細胞膜上におけるビタミンB_<12>ターゲッティング部位の存在がこのような特異的現象を起こす原因と考えられる。そこで本研究では、まず想定しているB_<12>ターゲッティング部位の存在について、MRS培地で培養して得た菌体を用いて検討を行った。次に細胞膜上に結合したB_<12>体の形態について検討した。更に完全型や不完全型のB_<12>類縁体がどのように認識されるのかを調べるとともに、細胞膜のB_<12>結合性を利用したB_<12>分析システムの開発の試みに発展させることを究極の目的として、B_<12>ターゲッティング部位の結合様式に対する知見を得ることを試みた。その結果得られた結果は次の通りである。
1.L.helveticusB-1をMRS培地で培養しても発酵乳と同様にB_<12>の著減する現象が確認できたので、MRS培地で培養して得られた菌体と菌体膜部分を用いてB_<12>との反応性を検討し、この反応が非常に短時間に進行しB_<12>含量も著減することが判明した。。
2.超音波処理後の菌体膜部分に結合させ、パパイン処理、エタノール抽出、部分精製したB_<12>の形態について検討を行い、HPLCバイオオートグラフィーで形態未知のB_<12>体が検出されたが、この未知B_<12>の性質等については今後の検討課題である。
3.標識及び非標識B_<12>体と細胞膜ターゲッティング部位との反応性から、不完全型のB_<12>は反応せず分析に影響しないことを含めてビタミンB_<12>の分析の可能なことが明らかとなり、本研究の所期の目的がほぼ達成できた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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