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through-space相互作用を介した分極効果と分子間水素結合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12020255
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関北里大学

研究代表者

真崎 康博  北里大学, 理学部, 助教授 (60199677)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードthroug-space相互作用 / トリプチセン / 分子内電荷移動 / 包接結晶 / ホストーゲスト / 分子間水素結合
研究概要

2-アミノ-6ニトロトリプチセン、2-アミノ-7ニトロトリプチセン、2,6-ジヒドロキシ-14-ニトロトリプチセン、2-カルボキシ-6-ヒドロキシトリプチセン、2,6-ジカルボキシ-14-N,N-ジメチルアミノトリプチセンの5種類の新規化合物と関連化合物7種を合成し、それらの諸性質を比較検討した。NMRスペクトルや電子スペクトル、結合距離の比較、及び分子軌道法を用いた理論的検討から、これらには基底状態において分子内電荷移動型分極構造の寄与が僅かながらも存在することを明らかにした。2,6-ジヒドロキシ-14-ニトロトリプチセンは、エタノールとホスト-ゲスト比が3:1の包接結晶を形成した。結晶構造解析を行い、結晶中において二種の分子間水素結合が形成され、その結果、ジアニンやヒドロキノンと類似した形状で、それらよりも大きな包接空間が構築されていることを明らかにした。トリプチセン-2,6,14-トリカルボン酸は、エタノールとホスト-ゲスト比が1:1の包接結晶を与えた。結晶中では三種の分子間水素結合が形成されていて、その結果分子間水素結合による二次元的網目シートが形成されていることを明らかにした。このような挙動は、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸(TMA)に良く似たものであるが、TMAのように網の目がカラム型の構造を形成せず、シートが積層することによって網の目(空間)が充填されていることを示した。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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