研究課題/領域番号 |
12023220
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
守友 浩 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 助教授 (00283466)
|
研究分担者 |
中村 新男 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 教授 (50159068)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 混合原子価金錯体 / 光誘起相転移 / 高圧ラマン分光法 / 温度・圧力相図 |
研究概要 |
混合原子価錯体Cs2Au2X6(X=Cl,Br and I)の光誘起相転移とそのダイナミクスについて調べた。なお、研究はポスドクである劉暁峻が中心となって進められている。代表的な研究成果を列挙する。 (1)1次元混合原子価錯体の圧力誘起相転移 1次元混合原子価金錯体に圧力を印可し、混合原子価状態から単一原子価状態へ相転移を誘起した。相転移の観測は、ダイヤモンド・アンビル・セルを用いた高圧ラマン分光方によっておこなった。この結果は、JSPJのLetterとして、掲載されている。 (2)マンガン酸化物の光スイッチ ペリブスカイト型マンガン酸化物膜を作成し、光照射により透過率・抵抗率の制御を行った。膜に光照射を行うと、下向き電子が励起される。下向き電子が緩和するときに、多くのスピン波が生成される。そして、スピン系が過渡的に乱れ、透過率・抵抗率が変化すると、考えられる。
|