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ミスマッチ構造認識分子を活用するSNPs探索システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 12024210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

中谷 和彦  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70237303)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードSNP / G-Gミスマッチ / SPR / 分子認識
研究概要

SNPsの探索は、緊急かつ極めて重要な課題であり、様々な検出手法が提案され利用されている。現時点でSNPs検出に最も有効な手法と考えられているDNAチップを用いる方法は、チップ作成にかかる時間、コストをどの様に低減させるかなど、将来に渡って大規模にかつ日常的に使用する上での問題点が指摘されていた。多量のサンプルから確実にSNPsを含んでいるサンプルをスクリーニングにより選別しておくことにより解決できるが、塩基配列に関係なくSNPsの存在を検出する手法は知られていなかった。
本研究「ミスマッチ構造認識分子を活用するSNPs探索システムの構築」では、SNPsの一つとして、グアニン-グアニン(G-G)ミスマッチを標的として選び、G-Gミスマッチを含むDNAに高感度で結合するG-Gミスマッチ認識分子の開発に成功した。我々の創出したG-Gミスマッチ認識分子は低分子ながら、G-Gミスマッチに対して1×10の7乗(M^<-1>)の結合常数を示し、G-Aミスマッチに比べて600倍以上のG-G選択性を示すことを明らかにした。この分子を表面プラズモン共鳴(SPR)センサーのチップ表面に固定化し、ミスマッチDNAの検出を試みた。その結果G-Gミスマッチを含む27bpのDNAに対して、顕著な応答すなわちセンサーチップへのDNAの結合が確認された。対照実験としてG-A、G-Tミスマッチを含むDNAを用いた場合では応答は弱く、ミスマッチを含まないDNAによる応答強度と大差なかった。この結果から、G-Gミスマッチ認識分子を固定化したSPRチップを使った新しいSNPs検出法が実際に可能であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuhiko Naka Tani: "Scanning of G-G mismatch in DNA by synthetic ligand using surface plasmon resonance"Nature Biotechnology. 19. 51-55 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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