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ショウジョウバエ脳形成グランドプランの分子遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 12026205
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

古久保 克男 (徳永 克男)  筑波大学, 生物科学系, 助教授 (00272154)

研究分担者 丸尾 文昭  筑波大学, 生物科学系, 助手 (30199921)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード脳 / 発生 / 遺伝子 / ショウジョウバエ / ホメオボックス
研究概要

ショウジョウバエの脳は、脊椎動物の脳と比べて格段に単純であるにもかかわらず、学習・記憶を始めとする多くの高度な認知機能をもち、脳初期発生と高次機能を研究するにあたり、優れた研究材料を提供している。本年度は、脳高次脳機能の中枢であるキノコ体の形成機構の分子遺伝学的解析を推進した。胚期キノコ体での発現を手がかりに、キノコ体前駆細胞でショウジョウバエPax6相同遺伝子eyelessとtwin of eyeless、および複眼形成遺伝子dachshundが高レベルで発現していること、さらにこれらの変異体ではキノコ体形成が著しく阻害されることを見い出し、脳における新規遺伝子制御ネットワークが存在することを示した。また、キノコ体神経芽細胞で核内レセプター型転写因子taillessが発現していることを見い出した。突然変異クローンを特異標識するMARCMモザイク解析法により、taillessがキノコ体神経芽細胞の継続的分裂に必須であることを明らかにした。さらに、突然変異体における発現解析の結果、taillessの発現が、先に明らかにしたeyeless,twin of eyeless,およびdac遺伝子とは独立に制御されていることを示した。Pax6遺伝子とtailless相同遺伝子Tlxは、脊椎動物脳の嗅皮質・扁桃体・大脳辺縁系等の形成に必須な機能を有することが示されている。本研究成果は、多様な脳が獲得して来た嗅覚・学習系の構築過程が、共通の遺伝子プログラムにより制御されていることを初めて示したものである。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kurusu,M.: "Genetic control of the development of the mushroom bodies, the associative learning centers in the Drosophila brain, by the eyeless. twin of eyeless and dachshund genes."Proc.Natl.Acad.Sci.USA. Vol.97. 2140-2144 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Nagao,T.: "Patterning defects in the primary axonal scaffolds caused by the mutations of the extradenticle and homothorax genes in the embryonic Drosophila brain."Dev.Genes Evol.. Vol.6. 289-299 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Adachi,Y.: "Cross-Phylum Regulatory Potential of the Ascidian Otx Gene in Brain Development in Drosophila melanogaster."Dev.Genes Evol.. Vol.7(in press). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2025-11-17  

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