• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マウス左右軸形成及び嚢胚形成におけるlefty及びnodalの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 12026224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

目野 主税  大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (20311764)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード左右軸 / フィドバック阻害
研究概要

lefty2はTGFβスーパーファミリーに属するマウス遺伝子であり、その個体発生における発現様式は際だった特徴を示す。すなわち、嚢拝形成期においては胚体後部中胚葉で発現し、初期体節期には左側側板中胚葉で一過的に発現する。これまで、嚢拝形成期においてLefty2はNodalのフィードバック阻害因子として働くことが示されていたが、左右軸形成における個体レヴェルでの解析は為されていなかった。そこで、本研究ではlefty2が左側側板中胚葉で発現するために必要なエンハンサー(ASE)を除去した変異マウスの作成並びにその解析を行った。
lefty2ΔASEアリルはES細胞における相同組み換えによって得られ、定法に従って変異マウスを作出した。期待された通りlefty2^<ΔASE/ΔASE>胚では初期体節期におけるlefty2の発現が特異的に消失しており、これによってlefty2^<ΔASE/ΔASE>マウスには臓器の左側相同が生じることが明らかになった。lefty2^<ΔASE/ΔASE>初期体節期胚におけるnodalの発現は持続し、Pitx2の発現量は亢進することが明らかになり、Lefty2がNodalシグナルのフィードバック阻害因子として働くことを証明した。さらに、nodalの発現が左側に限局しているにも関わらず、Nodalの下流遺伝子の発現領域が左側側板中胚葉の端から右側に拡がっていくことから、Lefty2非存在下においてはNodalが広範囲に拡散しうる事を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi