研究課題/領域番号 |
12026236
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
藤澤 敏孝 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60000262)
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研究分担者 |
服田 昌之 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (00249947)
清水 裕 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助手 (60178986)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | ペプチド性シグナルペブチド / 網羅的同定 / Hym-301 / アミド化ペプチド / ヒドラの形態形成 |
研究概要 |
淡水の腔腸動物ヒドラから発生に関与するペプチド性シグナル分子を網羅的に単離、同定するプロジェクトを推進している。その中から3種(Hym-301、Hym-323,Hym-346)を選び、詳細な解析をおこなった。とりわけHym-301については興味ある結果を得た。Hym-301はアミノ酸14残基からなり、分子内S-S結合を持ち且つC-末端がアミド化したペプチドである。Hym-301をコードする遺伝子の発現および抗Hym-301抗体を用いた免疫組織染色からHym-301はヒドラ頭部の外胚葉上皮細胞に特異的に発現、局在した。出芽過程のHym-301遺伝子の発現解析から、Hym-301は触手形成に関わることが予想されたため、ヒドラをHym-301で処理したところ触手形成が促進され、RNAiにより触手形成が抑制された。このことからHym-301はヒドラの触手形成を制御する分子であると結論した。アミド化した上皮ペプチドが形態形成に関わるのは本研究をもって嚆矢とする。
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