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転写共役因子CBPとRNA結合タンパクの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 12028204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

深水 昭吉  筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (60199172)

研究分担者 中島 利博  聖マリアンナ医科大学, 難病治療研究センター, 助教授 (90260752)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードCBP / 転写共役因子 / RNA結合蛋白 / RGGボックス / HAT活性 / β-カテニン / 転座 / 統合装置
研究概要

EWSは,Ewing肉腫でみられる染色体相互転座t(11;22)において22q12に転座する遺伝子として見出された(Nature359,162-165,1992).その後もいくつかの固形腫瘍において,EWSがFli1,ATFやWT1と融合遺伝子を形成していることが報告されている.EWSは656アミノ酸から構成されており,そのC-末端半分側にはRGGボックス,RNA認識モチーフやZincフィンガーモチーフを有しているが,その本来の機能的役割は全く解っていない.
CBP(CREB-Binding Protein)は,cystein/histidine-rich(C/H)domainが3カ所(CH1,CH2,CH3),CREB結合領域,bromo-domainやglutamine rich domainが存在し,進化の過程で多様な機能ドメインを獲得した可能性を思わせる特徴的な構造から構成されている.そして,これらのドメインを介して基本転写因子を含めた様々な因子と複合体を形成することが明らかになりつつあり,Histone acetyltransferase(HAT)活性を有する転写インテグレーター(統合装置)としてのCBPによる統合的転写制御機構が注目を集めている.
興味深いことに,申請者らはCBPとEWSがin vitroで結合することを見出した(未発表).そこで12年度の公募申請研究では,以下の2点に焦点を絞り,CBPとEWSの相互作用の細胞生物学的意義を明らかにすることを目的とした.
≪1≫結合領域の同定:EWSのCBPへの結合領域を詳細に明らかにした.
≪2≫細胞生物学的意義:昨年度の研究によって,申請者らはβ-cateninがCBPのCH3領域に結合しp53依存的なアポトーシスを抑制する系を確立している.そこで,EWSがp53依存的なアポトーシスにどのように作用するかを明らかにする.また,β-cateninへの影響も現在検討中である.

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yanai,K.: "Renin-dependent cardiovascular and-independent brain functions revealed by renin-deficient mice."J.Biol.Chem.. 275. 5-8 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Miyagishi,M.: "Regulation of lef-mediated transcription and p53-dependent pathway by associating β-catenin with CBP/p300."J.Biol.Chem.. 275. 35170-35175 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kashiwabara,S-i.: "Identification of a novel isoform of poly (A) polymerase, TPAP, specifity present in the cytoplasm of spermatogenic cells."Dev.Biol.. 228. 106-115 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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