研究課題/領域番号 |
12028224
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小守 壽文 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00252677)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | Cbfa1 / トランスジェニックマウス / 軟骨細胞 / 永久軟骨 / 骨芽細胞 / 軟骨性骨化 / 骨形成 / 転写因子 |
研究概要 |
生体内でCbfa1が軟骨細胞の分化にどのように働いているかを明らかにするために、軟骨細胞に特異的に発現するII型コラーゲンプロモーター・エンハンサーを用いたCbfa1トランスジェニックマウス(Tg)を作製した。Cbfa1にはN末端の異なる2つのアイソフォーム(I型、II型)があるため、これらのアイソフォームに対しそれぞれTgを作製した。同時にCbfa1の機能を抑制するために、DNA結合ドメインのみを持つドミナントネガティブ型Cbfa1Tgも作製した。これらのTgは全て出生直後に呼吸できずに死亡した。Cbfa1Tgでは、I型、II型とも軟骨細胞は早期から成熟肥大化し、骨に置き換えられる所謂内軟骨性骨化が促進し、逆にDN Cbfa1Tgでは、軟骨細胞の成熟及び内軟骨性骨化が抑制された。したがって、Cbfa1は骨芽細胞分化因子であるとともに軟骨細胞の分化因子であることを証明することができた。また、II型Cbfa1TgはI型Cbfa1Tgより強い表現型を示したが、機能的な差異は認めなかった。Cbfa1Tgでは、本来永久軟骨になるべき軟骨をも成長軟骨化しており、ほとんどの関節は癒合していた。逆にDNCbfa1Tgでは、本来の成長軟骨でも永久軟骨の形質を保持していた。したがって、Cbfa1は成長軟骨と永久軟骨の性格を決定づける上でも重要な働きをしていることを明らかにできた。
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