研究課題/領域番号 |
12028242
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
廣瀬 富美子 愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 主任研究員 (60208882)
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研究分担者 |
井上 喜博 京都工芸繊維大学, ショウジョウバエ遺伝資源センター, 講師 (90201938)
山口 政光 愛知県がんセンター, 発がん制御研究部, 室長 (00182460)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 転写因子 / クロマチンリモデリング因子 / ショウジョウバエ / Mi-2 |
研究概要 |
ショウジョウバエを用いたdDREFとの相互作用因子の同定 (1)ショウジョウバエの複眼でのdDREFを強制発現により起こる形態異常を増強あるいは緩和するP-エレメント挿入変異体ハエをスクリーニングし、DREFと遺伝学的に相互作用する遺伝子を20系統を単離した。P-エレメントレスキュー法を行い得られた遺伝子断片の塩基配列を決定し、E2F,RF-C,string,stonewall遺伝子を同定した。また、Polycombやtrithraxグループに属するいくつかの因子がdDREFと遺伝学的に相互作用することを見い出した。(2)酵母のtwo hybrid screening法で検索したdDREFと結合する因子のうち、MLF(myeloid leukemia factor)のショウジョウバエホモログ(dMLF)のcDNAクローンを得た。pull down法による相互作用を証明するとともに、dMLFの機能解析に着手した。 ヒトDREFを用いたtwo hybrid screeningによるDREF相互作用因子の同定 (1)dDREFのヒトホモログ(hDREF)をbaitに用いたyeast two hybrid screenにより、これと相互作用する因子のcDNAを単離し、その中のひとつが、クロマチンリモデリング因子として知られるMi-2α(ATP依存性ヘリカーゼ)であった。生化学的方法や免疫学的手法により両者が直接直接結合することを証明した。(2)ショウジョウバエのMi-2(dMi-2)とdDREFが結合することも証明し、両者の結合に関わる領域も決定した。(3)遺伝学的な方法を用いたいくつかの実験により、ショウジョウバエDREFはdMi-2により抑制的な制御を受けている可能性を示唆した。(4)dMi-2はdDREFのDNA結合活性を阻害することをgel mobility shift assayなどにより証明した。
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