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リボソームGTPaseセンターにおけるrRNAとタンパク質の機能的相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 12029211
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関信州大学

研究代表者

内海 利男  信州大学, 繊維学部, 助教授 (50143764)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードリボソーム / リボソームRNA / リボソームタンパク質 / L7 / L12 / GTPase / RNA-タンパク質相互作用 / リボソームStalk / ペプチド鎖伸長因子
研究概要

タンパク質生合成の速度と精度はリボソーム上の特定部位におけるGTP水解反応に依存している。これまでの本研究により、このGTP水解反応にリボソームRNA中の"GTPaseドメイン"とリボソームstalkタンパク質成分の結合が不可欠であることを示してきた。しかし、リボソーム粒子中に複数コピー存在するStalkタンパク質の機能面の意味は、なお、明確にされていない。本年度は、大腸菌リボソーム中に4コピー存在するL7/L12Stalkタンパク質のコピー数とGTPase活性の関係を生化学的に解析し、以下のような知見を得た。
1)L7/L12タンパク質を2コピー含むリボソームは野性型リボソームの50%のGTPase活性を示す
L7/L12の4コピーが結合するL10側に変異を導入することにより、2コピーのL7/L12を結合するリボソームの調製に成功し、得られたリボソームの機能解析を行った。
2)L7/L12を1コピーしか含まないリボソームは野性型の20%のGTPase活性を示す L7/L12側に変異を導入することにより、1コピーのL7/L12しか含まないリボソームが得られ、その機能解析を行った。
1)と2)の解析により、L7/L12の4コピーはリボソーム機能にとって必ずしも全て必要ではなく、コピー数はL10を介するrRNA結合性とそれによるrRNAの機能制御と関係することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Uchiumi,T. et al.: "A Covariant Change of the Two Highly Conserved Bases in the GTPase-associated Center of 28 S rRNA in Silkworms and Other Moths."J.Biol.Chem.. 275. 35116-35121 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Anderson,C.J. et al.: "Autoantibodies to the 20-kDa Ribosomal Proteins : Identification, Characterization, and New Aspects on Prevalence in Systemic Lupus Erythematosus."Clinical Immunol.. 98. 249-253 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内海利男: "リボソームの機能部位が見えてきた:X線結晶解析が示す翻訳装置の構造."蛋白質・核酸・酵素. 45. 1237-1244 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 石川冬木 他: "RNA研究の最前線"シュプリンガー・フェアラーク東京. 238 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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