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HIV-1の新しい薬剤耐性のメカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 12035219
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関熊本大学

研究代表者

遊佐 敬介  熊本大学, 医学部, 助手 (30200869)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードHIV-1 / 薬剤耐性 / プロテアーゼ阻害剤 / エイズ / 抗ウイルス薬
研究概要

耐性ウイルスの出現は、治療上克服していかなければならない重要課題のひとつである。HIV-1の薬剤耐性獲得のひとつは、薬剤の標的分子である逆転写酵素,プロテアーゼにアミノ酸置換が蓄積し、薬剤による阻害効果が低下することによっておこる。この現象を解析するために、in vitroで耐性ウイルスの誘導がおこなわれてきたが、ここで選択されてくる変異は、かならずしも臨床治療の結果得られた変異と一致しない。こうしたin vitroにおけるシステムを改善するために、すでに臨床でつかわれているプロテアーゼ阻害剤に対して耐性となる10個のアミノ酸変異を選び、これらのランダムな組み合わせを前もってmolecular clonesのpol領域に組み込んだ>2×10^5個の独立のクローンからなる耐性関連変異HIV-1ライブラリーを作製するができた。このライブラリーDNAを293Tに導入し、ウイルスプロテアーゼに多様な変異を複数(0〜10個)もつ、ウイルスポピュレーションの作製に成功した。臨床でもちいられているプロテアーゼ阻害剤ritonavirの存在下で培養すると、野生株がまったく増殖できない薬剤濃度で、複製可能な耐性ウイルスが、数日で分離された。今回、infectious cloneをバックグラウンドにして、ウイルスの特定の遺伝子領域に変異を導入し、heterogeneousなウイルスボプレーションを調製することができることが示された。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kodama E.,McCaffrey R.P.YUSA K.,Mitsuya H.: "Antileukemic activity and mechanism of action of cordycepin against terminal deoxynucleotidyl transferase-positive leukemic cells"Biochem.Pharmacol.. 59. 273-281 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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