研究課題/領域番号 |
12036209
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
犬飼 岳史 山梨医科大学, 医学部, 助手 (30293450)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / アポトーシス / 細胞周期 / 転写因子 / E2A-HLF / SLUG遺伝子 / プロモーター |
研究概要 |
造血系幹細胞の維持に転写因子が重要な役割を担っていると考えられる。我々は、線虫のCES2アポトーシス制御遺伝子のヒト相同遺伝子の研究を行い、CES2の下流遺伝子であるCES1と相同性のあるSLUG転写因子が、E2A-HLF融合転写因子の下流遺伝子でありアポトーシスを抑制することを明らかにした。本年度は、E2A-HLFによるSLUG遺伝子誘導の機序を明確にするためにSLUG遺伝子の解析を行った。 5'RACE解析ではORFが共通した3種類のsplicing formがあり、RT-PCR解析では転写開始点が共通した118bpのsplice outの有無による2つのsplicing formがmajorな転写産物であった。転写開始点上流にはTATA boxはなくCpG islandが存在しメチル化による制御も示唆された。さらに上流にマウスと相同性をもつ領域が散在し、約1kbの上流領域は特に高い相同性を示した。この部位にはE2A-HLFの結合配列HLF-CS related siteが集蔟し、特に2つのsiteがoverlapする形で存在し、線虫CES1遺伝子promoterのHLF-CS related siteとも類似していた。この領域をprobeとしたGel-shift法でE2A-HLFの特異的結合を確認した。一方、17;19転座型白血病由来HAL-O1株は、E2A-HLFのDNA結合ドメインにpoint mutationを含有しHLF-CS related sequenceに対する結合能力が低下しておりSLUG遺伝子の発現が著しく弱い。そこでGel-shift法で検討したところ、HAL-O1型のE2A-HLFはSLUG遺伝子内のHLF-CS related siteへの結合が著明に減弱しており、HAL-O1細胞でのSLUG遺伝子の発現が著しく弱いことの一因である可能性が示唆された。現在解析を継続中である。
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