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FMEVタイプのレトロウイルス・ベクターの転写制御領域の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12036212
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

伊藤 克彦  京都大学, 医学研究科, 講師 (90281097)

研究分担者 藤田 潤  京都大学, 医学研究科, 教授 (50173430)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードレトロウイルス / ベクター
研究概要

我々は、新たなレトロウイルス・ベクター(FMEVタイプ)を作成し、このベクターが、従来のモロニー白血病ウイルス(MoMLV)由来のベクター以上に効率よい遺伝子発現をもたらすことを確認してきた。この効率よい遺伝子発現をもたらす、フレンド赤白血病ウイルス(SFFVp)long terninal repeat(LTR)のU3領域を解析する中で、Upstream Control Region(UCR)に強いシス活性を見い出した。
本研究では、このシス活性を持つエレメントの解析を進めることを目的とした。
平成12年度は、以下のことを行った。
(1)SFFVpのUCRの領域に部分欠失を導入した、各種のLTR配列を作成した。
(2)FMEVタイプのレトロウイルスベクターに、これらのLTR、マーカーとして、マウスCD8、および、chloramphenicol acetyltransferase(CAT)を組み込んだプラスミドを作成した。
(3)これらのプラスミドを、パッケージング細胞にトランスフェクトし、感染性のベクターを得た。
(4)ベクターを、種々の標的細胞株に感染させ、2日後にマーカーの発現量を、フローサイトメーターや、CAT ELISAで測定した。
(5)欠失部分とマーカーの発現量から、UCR領域に存在するシス活性を持つエレメントがベクターのシス活性を制御する領域であることを確認した。
(6)この領域に結合する蛋白を同定してゆく予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tsuji T et al.: "Retroviral vector-mediated gene expression in human CD34+38-cells expanded in vitro : cis-elements of FMEV are superior to those of MoMLV"Hum Gene Ther. 11. 271-284 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Danno S et al.: "Decreased expression of mouse rbm3, a cold-shock protein, in sertoli cells of cryptorchid testis"Am J Pathol. 156. 1685-1692 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Tatsami K. et al.: "Induction of tryptophan 2,3-Dioxygenase in the mouse endometrium during implautation"Biochem Biophys Res Commun. 274. 166-170 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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