• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Etsファミリー転写因子PU.1と相互作用する新規蛋白質の遺伝子の単離と同定

研究課題

研究課題/領域番号 12036225
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関(財)佐々木研究所

研究代表者

及川 恒之  (財)佐々木研究所, 細胞遺伝部, 部長 (80150241)

研究分担者 鈴木 光浩  (財)佐々木研究所, 細胞遺伝部, 研究員 (00321662)
米山 ひとみ  (財)佐々木研究所, 細胞遺伝部, 研究員 (30290977)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードEts / 転写因子 / 赤血球 / マクロファージ / 分化
研究概要

Two hybrid法を用い、マウス赤白血病(MEL)細胞のcDNAライブラリーから、EtsファミリーPU.1に結合する蛋白質をコードする遺伝子としてCBP(CREB binding protein)を同定した。しかしながら、同時に単離した未知の新規蛋白質と思われた遺伝子は、残念ながらクローニングアーティファクトであった。また、GSTカラム法で精製した蛋白質の免疫沈降とWestern解析の結果から、既知の蛋白質ではあったが、mSin3A,TBP,ヒストン蛋白質などがPU.1に結合することが今回明らかとなった。分子量的に新規蛋白質と推測されるものについては現在アミノ酸分析を行なっており、その配列をもとに遺伝子の単離を行なう予定である。一方、Differential Display(DD)法を用いて、MEL細胞にPU.1を過剰発現した際に変化する新規遺伝子の単離と同定を試みたところ、そのうちの一つはある転写因子グループと相同性を示し、T細胞と胚細胞に特異的に発現する興味深い未知遺伝子であることが分かり、現在、解析を急いでいる。DD法の結果、骨髄単球系細胞に特異的に発現するいくかの既知遺伝子の発現も増強していたので、その他の骨髄単球系細胞特異的遺伝子についても網羅的に検索した。その結果、MEL細胞は既に赤血球にコミットされている細胞にもかかわらず、PU.1の過剰発現でM-CSFR,G-CSFR,CD11b/CD18(Mac-1),ミエロペルオキシダーゼ,C/EBPα,C/EBPεなどの遺伝子が高く発現し、貪食能も陽性となりマクロファージ様細胞に転換することが明らかとなった(Blood97;April,2001,in press)。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Iijima Y,Oikawa T et al.: "A new ETV6/TEL partner gene, ARG identified in an AML-M3 cell line with a t(1;12) translocation"Blood. 95. 2126-2131 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Yamada T,Oikawa T et al.: "Lineage switch of murine erythroleukemia cells by overexpression of Ets family PU.1"Blood. 97(April)(in press). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 根岸文子,及川恒之: "転写因子の解析.CATアッセイとルシフェラーゼアッセイ"血液・腫瘍科. 40. 530-538 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山田俊幸,及川恒之: "Etsファミリー転写因子PU.1と血球分化"分子細胞治療. vol.1 No.2. 166-171 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 及川恒之: "Etsドメインとシゲナル伝達"実験医学. vol.18.No18. 2575-2580 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi