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イネ穂の分枝を決定する分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12037210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

経塚 淳子  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (90273838)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードイネ / 穂の分枝 / LAX / FZP
研究概要

本研究では、イネの分枝パターン決定に主要な役割を果たすと考えられるLAX遺伝子および小花梗形成に必須の遺伝子であるFZP(F__-riz__-zy P__-anicle)を単離する。これら遺伝子の解析は、イネ育種のみではなく、植物の形態形成の基礎研究という観点からも重要である。本年度は以下の成果が得られた。
LAX遺伝子の単離
・lax1-2変異体が分離するF2集団を育成した。
・169個体の変異体の連鎖解析から、LAX遺伝子が第1染色体長腕部140.2CMと142.2CMの間に存在することが明らかとなった。これらの変異体のうち、140.2CMのマーカーにおいて組み換えが見られるものは9個体、142.2CMのマーカーでは2個体であった。また、141.6CMのマーカーでは組み換え個体は得られなかった。
・さらに約500個体の突然変異体を用いた連鎖解析を開始した。
・LAX近傍の遺伝子配列情報をもとに、141.6CM周辺のdCAPSマーカーの作成を進めている。
FZP遺伝子の単離
・トランスポゾンの挿入により引き起こされたfzp変異体2系統(fzp2-M、fzp2-K)において、ゲノムへの挿入と表現型が完全に連鎖していることを3世代、67個体で確認した。
・トウモロコシ由来AC挿入個体(fzp2-M)から、Acフランキング配列を単離した。
・fzp2-K系統ではfzp2-MにおいてAcが挿入されている部位から22bp離れた場所に、LINEタイプのレトロトランスポゾンが挿入されていた。
・FZP2遺伝子は新規な遺伝子であると予想された。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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