研究課題/領域番号 |
12040209
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
WARD Nigel 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00242008)
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研究分担者 |
近藤 安月子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (90205550)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | back-channel / feedback / conversational skill / real time responsiveness / language drills / あいづち / 会話能力 / 実時間反応 |
研究概要 |
第二言語の学習者が会話の韻律的合図に敏感に、かつすみやかに反応できるようになるまでの学習過程を支援する音声対話訓練システムを作成することが目的である。 システムが会話相手のロールを取り、会話し、学習者にあいづちを求め、学習者の打つあいづちが適切であるかどうか、瞬時に学習者にフィードバックを与える。システムはパラメータの設定により、英語、日本語それぞれの言語行動の訓練が可能になるものを作成。第二言語を英語とする日本人に評価実験を行った。 日本語、英語のあいづちを分析したデータをもとに学習者へ「英語のあいづちは日本語より少ない」「英語のあいづちは日本語より遅いタイミングで打たれる」等の情報を与え、システムを使い6回の訓練を行ない、あいづちの上達度を見る。 2/3の学習者のあいづちが上達するという結果が得られ、目指していたシステムとしては、学習効果の得られるものが作成できたという結論になった。 しかしこの訓練システムは学習者にとって面白みのあるものでなく、コンピュータという感が拭い去れないという感想が多数あった。学習者がシステムを人間扱いし、本当に人と会話をしている気分になるようなより人間的に近いものに改良していく必要がまだ残っている。
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