研究課題/領域番号 |
12040227
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大浜 るい子 広島大学, 教育学部, 助教授 (20122591)
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研究分担者 |
松崎 寛 広島大学, 教育学部, 講師 (10250648)
酒井 弘 広島大学, 教育学部, 講師 (50274030)
松見 法男 広島大学, 教育学部, 助教授 (40263652)
堀田 泰司 広島大学, 留学生センター, 助教授 (40304456)
深見 兼孝 広島大学, 留学生センター, 助教授 (20173312)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 日本語教育 / CALL教材 / 複合動詞 / 名詞+の+名詞 / ターン交代 / 韻律指導 / 会話文の記憶 / 米のCALL教材利用状況 |
研究概要 |
日本語CALL教材の高度化を目的とした基礎的な研究として、計画研究カ班と連携し以下の調査・研究を行った。 1 日本語CALL資料として、日本語学習用コースウェア、英語学習用コースウェア、その他の言語学習用コースウェア、日本語の学習に役立つホームページリンク集、CAI/CALL関連の文献(日本語)、CAI関連の文献(外国語)、CALL関連の文献(外国語)を収集整理し、下記のURLに掲載した。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/mizumat/kakenA2/kakenA2index.html 2 日本語教師ならびに日本語学習者へのニーズ調査を行った上で、日本語CALL教材を「アパート探し、契約、住む、退去」をテーマとし、ヒアリングを基本とした総合的なCALL教材とすることとし、これら4コースの基本的会話を作成し、その翻訳を完了させた。ヒントや辞書類を作成中であり、また収集する画像資料についても提言した。 3 日本語教育におけるよりよいCALL教材とはいかなるものであるべきかについて、言語学、心理学、教育学の立場から総合的に考察し、教材作成に向けて具体的な企画や方針、材料を提示するための基礎的研究を行った。(1)言語学的検討:動詞を中心とした文の構造と意味の関係、「の」を介した名詞の接続、あいづちとターン交代の関係、音声指導のための韻律諸要素と音声の意識化の有効性について検討した。成果の一部は論文として発表された。(2)心理学的検討:言語の記憶メカニズムについての分析と実験を行った。この成果は平成13年度中国四国心理学会第57回大会(安田女子大学)にて発表の予定。(3)教育学的検討:アメリカの大学に対してCALL教材開発・利用についての実態調査を行った。
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