研究分担者 |
北原 俊一 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (20286123)
込江 雅彦 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (30286124)
安達 一寿 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (60222618)
堀口 秀嗣 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (70103702)
松浦 聖子 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 講師 (50286126)
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研究概要 |
「社会情報学」に関するマルチメディアWeb型教材を開発するために,社会情報学のスキーマを考えた。その支援のための教育システムは次のような特徴を持たせた。 (1)社会科学の基礎理論を基に,情報科学の手法を活用して,現代社会を生きぬくうえで必要とされる情報化に対応した知識と能力育成を図ること。 (2)社会で発生している様々な問題を解決するために,コンピュータシステムを用いて情報を効果的に活用できる知識と技術習得を持った人材を育成すること。 (3)それらを充足できる教材開発と情報システムを構築すること。 研究結果として,次のような開発を行った。 (1)社会情報学部における教材マルチメディア化・カリキュラムに関する設計 学部での情報教育は,文科系学部のような基礎的情報教育に加えて,専門的情報教育も必要になる。それには,経済学やコミュニケーション学等の専門教科などでも積極的な教材のマルチメディア化を行い,学習資源をネットワーク上で利用できる環境を構築する必要がある。経済学や法律学と情報諸科学とを結びつけるカリキュラムと教材設計ならびに開発を行った。 (2)MM教材提供に関するWebサイトの構築 実際の授業ではマルチメディア教材を利用するために,必要となるWebサイトを構築した。また,教材利用が効果的に行えるように,データベースでの検索システムやグループウェアなどの周辺ツールを構築した。 (3)社会情報学のスキーマの研究 社会情報学は誕生してから日が浅く,学問的枠組みが暖味である。そこで,上記の研究にあわせて,情報科学から見た社会諸科学のスキーマを考えた。
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