研究課題/領域番号 |
12040232
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
緒方 俊雄 中央大学, 経済学部, 教授 (20055239)
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研究分担者 |
永野 寛 情報通信総合研究所, 専任研究員
佐藤 文博 中央大学, 経済学部, 教授 (00266264)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | マクロ経済学 / 興味ある経済学 / 経済学の映像化 / 進化型教育 / 双方向性 / 学習動機 |
研究概要 |
今年度の活動は、最初マクロ経済学の新しい進化型のテキストブックの作成と、大学学部や専門学校での実験授業・遠隔授業の実施である。実験授業においては、Eメールによる課題レポートの提出(およそ300人の提出者を学籍番号とメールアドレスとで照合)、一定時間の携帯電話による質疑応答などのやりとりのほか、経済学学習に対する学生のニーズや関心の抽出に重きが置かれた。とりわけ特徴的な試みとして、学生の関心や理解度の高い領域から学習を始め、映像やパワーポイントを活用した授業内容から次第に抽象的な論理に基づいた思考を促すという授業の進め方が採用された。学生の学習動機を高めるために、従来のやさしい経済学から興味ある経済学への移行である。これにより、経済学の導入部分に関する一定程度の効果が得られたと判断される。 テキストブックと双方向性技術の導入の主な教育効果としては、学生、教員(研究者)等の間での意見交換の場が提供されることで、学生のニーズに合わせた講義の内容作りが可能となったこと、さまざまな専門領域からの意見に対する学生の興味や関心を醸成し、実際の経済社会における最新の動向についての意見に学生が親しむことが可能となったことなどが挙げられる。 「進化する経済学教育]はマルチメディアによる双方向性を活用した形で、今日の学生のニーズに合わせたテキストブック作りと、その授業への反映という観点からは、十分意義のある内容となった。しかし今後の課題としては、経済学の映像化、論理的思考の高度化の進め方などがあり、学生のニーズ分析とともに、こうした課題を克服し一層充実した内容の教育スシステムを開発することである。
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