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セル型回路網による知的画像処理の進化的自動生成

研究課題

研究課題/領域番号 12044207
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関横浜国立大学

研究代表者

長尾 智晴  横浜国立大学, 工学部, 教授 (10180457)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード画像処理 / 神経回路網 / 進化計算法 / 遺伝的アルゴリズム / 遺伝的プログラミング
研究概要

平成12年度の研究実績の概要を次に示す.
(1)実験環境の整備:本研究の実施にあたり,実験効率を向上させるため,設備備品費により調達した複数台の高性能パーソナルコンピュータをネットワークを介して接続した擬似並列計算システムを構築した.この実験環境により,従来よりも処理速度を大幅に高速化することに成功した.
(2)画像処理自動生成手法の確立:画像処理の事例(原画像と目標画像の組)を与えるだけで,その画像処理を既存のフィルタを木構造状に組み上げて自動推定する画像処理自動生成手法(ACTITシステム)を確立した.作成したACTITシステムをさまざまな画像処理に適用し,画像処理の自動化に有効であることを確認した.また,ACTITシステムをさらに発展させ,任意の画像処理の自動生成が実現できるよう拡張を行った.扁平率や凹凸形状,直線性,円など,特に図形形状に着目したフィルタを用いることによって,ACTITシステムの汎用性を大幅に拡張することができた.
(3)セル型回路網の自動生成手法の確立:各ユニットが近傍だけに接続された構造をもったセル型回路網(ACNN)を用いて画像処理を実現する基本的な方式を確立した.また,このACNNを上記(2)で述べたACTITシステムに融合させることによって,画像処理自動生成プロセスの処理速度の大幅な高速化を実現するための基礎的検討を行った.
(4)本研究の有効性の検討:続いて,ACTITとACNNを融合させて生成した試作システムを実際の画像処理の問題に適用して検討した.実験結果から,本システムが瞬時知的画像処理の自動構築に非常に有効であることを確認した.

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 平津大輔,長尾智晴: "不揮発性ユニットを含む2次元セル型神経回路網の提案"電子情報通信学会論文誌. J84-D-2,3. 571-579 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 平津大輔,長尾智晴: "2次元セル型神経回路網とその追跡問題への応用"電気学会論文誌C. 121-C・(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 平津大輔,長尾智晴: "フィルタ3次元ACNNとACTITシステムとの融合"信学技報. NC2000-70. 71-78 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内藤孝平,長尾智晴: "教師画像を自動修正する木構造状画像変換の自動生成法"映像情報メディア学会技術報告. 25・24. 1-6 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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