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高等植物における生体防御機構-アポトーシスの実行カスケードの解明

研究課題

研究課題/領域番号 12045249
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関広島大学

研究代表者

平田 敏文  広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80033926)

研究分担者 泉 俊輔  広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90203116)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード生体防御機構 / アポトーシス / プロテインカスケード / カミツレ培養細胞 / カルレティキュリン / ゲラニオール
研究概要

植物の生体防御機能解明の一環として,アポトーシスにおける実行カスケード,特にモノテルペノイドによって化学ストレスをかけた際のその植物の細胞内蛋白質の変化を調べた。
1.カミツレ培養細胞(Matricaria chamomilla)にゲラニオールを投与すると,53kDaのタンパク質がゲラニオール投与後1時間で分解されることがわかった。アミノ酸配列を解析した結果,この53kDaのタンパク質はカルレティキュリンであることがわかった。
2.分解して生じた蛋白質部分を調べると,カルレティキュリンのC末端が消去されていることがわかった。カルレティキュリンはC末端に小胞残留シグナルであるHDEL配列を持っていることが知られているので,次にHDEL配列を切断したカルレティキュリンを調製し細胞に投与した。その結果,HDEL配列を切断したカルレティキュリンが核内へ移行することが示された。
3.動物細胞においては,核内へ移行したカルレティキュリンはリンカーヒストンと結合することが知られているので,アポトーシスが進行している核内からヒストンH4を取り出し,翻訳後修飾過程を調べた。その結果,ヒストンH4は通常リン酸化およびアセチル化されているが,アポトーシスが進行するにつれて脱アセチル化されることがわかった。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yoshiyuki Ashida: "Isolation and Sequencing of a cDNA Clone Encoding a 20-kDa Protein with Trypsin Inhibitory Activity"Biosci.Biotechnol.Biochem.. 64・6. 1304-1308 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshiyuki Ashida: "Cloning of cDNA Encoding Ethylene-Responsive Element Binding Protein-5 in the Cultured Cells of Nicotiana tabacum"DNA Sequence. 11・1-2. 125-129 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Chie Kochi: "Isolation and Structure Determination of a cDNA Encoding a Thiol Protease from the Cultured Shoot Primordia of Matricaria chamomilla"Plant Biotechnol.. 17・3. 253-257 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Toshifumi Hirata: "A 37-kDa Peroxidase Secreted from Liverworts in Response to Chemical Stress"Phytochemistry. 55. 197-202 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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